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行ってまいりました、名フィルブラームスツィィクルス#3。

今回のコンサートの詳細は以下の通り。

[指揮]ティエリー・フィッシャー

[ヴァイオリン]ルー・ウェイ  [チェロ]趙静

[プログラム]

ブラームス:悲劇的序曲 作品81
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調 作品102*
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90


マーラー9番で熱演を聴かせてくれた我らが名フィル。
あれから3日しかたってませんが大丈夫かなあ、休み無しでリハしたのかなあ、プロはやっぱり大変だよなあなんてとかく素人の小生は余計なことを思っておりました。


さてさっそく小生の「タコ耳聴取録」を記録しておきたいと思います。

1曲目の悲劇的。
う~~ん、イマイチ音が届かないよなあ、イマイチまとまりがないよなあ、イマイチ不安定だよなあ、イマイチあの楽器の音色がペラペラで、イマイチあの楽器のピッチが不安定で、イマイチ。。。。。。。。。。なんてまったくイマイチ感が存分に漂っていた1曲目でした。例えはとても悪いですが「昔の名フィル定期1曲目」のようなイマイチ感。
やっぱマーラー後の燃え尽きた症候群か?なんて思って聴いておりました。

2曲目。
おおっチェロのソロイストはまあまあだよななんて感じた瞬間ヴァイオリンのソロイストにメロディが移って小生途端に腰抜かすの巻。何だこのヴァイオリンの入り方は?これってブラームスのスタイルか?????
小生のタコ耳には彼のヴァイオリンがまったく理解できず、小生のタコ頭では彼の奏法、音色などまるでブラームスのスタイルに合っているとは感じられず、小生には彼の奏でる音楽が何もかも「ごめん (_ _)」状態となってしまいました。
チェロが、そしてオケが曲を作っていくのに、ソロヴァイオリンに音楽が移った途端に音楽が寸断・分断され、まるで流れがなくなり停滞してしまったように感じられ、もう小生としては苦しいばかりなり。

つらい時間がようやく終わると会場はブラヴォの嵐。やはり小生はタコ耳なのですねえ。

終了後ソロイスト二人はアンコールを奏でてくれました。ヘンデルのハープシコードの編曲版。こちらはダブルコンチェルトよりはまだマシでしたね、ソロヴァイオリン氏は。でも「まだマシ」くらいで、小生にとっては別に「良い演奏」ではありませんでした。最後まで不幸だった小生。チェロはまあまあだったのにな。無念。


3曲目。
シンフォニーも悪かったら今日は最悪だなあ、なんてびびっておりましたが、杞憂でした。良かった。
最初の音から「まるで違う」じゃないですか、響きが、ベクトルが!音が飛んでくるじゃないですか、しっかりと。中低弦がゴーゴー鳴るじゃないですか「市民会館」なのにもかかわらず。ホルンもよく踏ん張ってるし。
ああ良かった。これを聴きに来たんだよな。

というわけで良かったです、交響曲第3番。
2楽章と3楽章、3楽章と4楽章をマエストロフィッシャーは棒を下ろさずにそのまま演奏。これも良かったのかな。

そして4楽章終了、フィッシャーはマーラー9番の時のようにゆっくりと棒を下ろそうとした瞬間に「一人のブラヴォー野郎」が出現してしまいなんだかがっかりな終末に。
マエストロ・フィッシャーはブラヴォーがかかった瞬間に「下ろしてない棒を強調」したかのように見えたのですが、これは小生の気のせいでしょうか?
しかしあのブラヴォー野郎、とっ捕まえて三角帽子でもかぶせて晒し者にしたい位だぞ、小生は。何とか方法は無いものか?くそう!


とまあ、3曲全部スカだったらどうしようかと、途中休憩中では真剣に考えてしまいましたがメインが良かったので何より。

次は4番とピアコン2番です。今度は2つとも揃えてよねえ!!

先日届いたCD。

マゼール指揮クリーヴランドオーケストラの春の祭典。

実はマゼール好きな小生。
実はクリーヴランド好きな小生。
実はテラーク好きな小生。
実はストラヴィンスキー好きな小生。
実はハルサイ好きな小生。

と、まあ5つ揃い踏んでしまったので買ったCD。

maze-ruharusai.jpg


聴いてびっくり。頭がクラクラする。いやあ凄い。さすがはマゼール先生だ。
何が凄いかその詳細は、忘れなければ、また後日。

で、今は今日の予習でブラームスの3番を聴きながらこれを書いている。
自宅にあったブラ3は、なぜかベイヌム。
もしかしたらバーンスタイン/ニューヨークフィル盤もあるかもしれない。
でもおそらくこの2枚だろう、手持ちのブラ3は。なんでおれのCDってこんな品揃えなのだろうか?
自分で不思議の思うのであった。

昨日は仕事しながらアイヴズの「コンコードソナタ」を聴く。
ivesconcord.jpg
絶品なり。

コンコードソナタの4楽章、フルートが入るがパユが吹いている。1楽章のヴィオラはタベア・ツィンマーマン。


・・・・・・と、ここまで書いて、このCD調べてみたら、なんと2005年のグラミーとってんじゃん!どうりで素晴らしいわけでした。

ピアノも素晴らしいし、カップリングのアイヴスの歌も(曲自身も演奏も)素晴らしいです、これ。

先日のティモシー=カーターのコンサートで気に入ってしまったメサジェの曲。
どうしても手元に欲しくなって買ってしまった。
そんなわけで、いろいろと探したんだけれどあまり音源が無いのだよね、この曲。

選択肢があまり無い中で買ったのが「Michael Collins」演奏の「The virtuozo clarinet」
mmichelko.jpg

ティムのコンサートパンフには「演奏会のための独奏曲」と書いてあったが「Solo de Concours」が原題なので「コンクールのための」が正しいんだろうな。
探すのに少々手間取ってしまった。

それと小生、大いなる勘違いをしていたようである。
ドビュッシーもメサジェも「コンゼルヴァトワールの卒業試験のための課題曲を委嘱されて書いた」んですね。
ドビュッシーやメサジェ自身が卒業するときに書いた曲ではありませんでした。赤っ恥。。。。


で、このCDなのですが、

正直ティモシー=カーターの演奏の方が圧倒的に良いです。
音色、音楽性共に。

CDを聴きながら嫁さんにそんな話をしたら「良かったじゃん。カーターが上手で。」なんて曰っていた。

ううむ。それはそうなのだが、このCDの立場はどうなるのさ。それとこれを買った小生の立場も・・・・・泣

先日兵庫県立芸術文化センターから来夏行われる佐渡裕プロデュースのオペラコンサートの案内が来た。

演目は「こうもり」。

へえ、来夏は「こうもり」か。なんてチラシをよく見ていたら、ヨッヘン・コヴァルスキーがキャスティングされているではないの。

もちろん「オルロフスキー公爵」役である。
おお、なんたるちあサンタルチアなんて駄洒落を言ってる場合じゃない。

これは素晴らしい。是非行かなくては。でも細君に相談しなくちゃな。


というわけで細君に相談。二つ返事でOk。

そりゃそうだ。忘れもしない1993年1月3日。
ウィーン国立歌劇場で、細君と二人で「こうもり」を観たのだ。

koumori1.jpg

そのときのオルロフスキー公爵に度肝を抜かれた。
ありゃ男だよな。そうだ男だ。カウンターテナーだよな。いったい誰なんだろう?
すっごい上手い。
おおっカーテンコールの拍手も二番目に大きいぞ。ホント誰なんだ?

日本に
帰ってきてから、お土産に買ったポスターみながら調べてみる。

kowarusuki.jpg


「ヨッヘン・コヴァルスキー」という歌手。どうやら有名な歌手らしい、くらいしかわからず。
その後日本でも名を聞くようになった。
しかしあの時の彼は凄かった。これは夫婦二人の共通体験。

その彼が日本でオルロフスキーを演る。細君も観に行かないわけがないと思っていた。

さて、フロッシュ役には「桂ざこば」がキャスティングされていた。
ちなみにウィーン国立歌劇場で観た「こうもり」、カーテンコールでその日一番の拍手をもらっていたのがフロシュ役のFritz Muliarだった。言葉がまるでわからなかったのだが、彼の演技は確かにおもしろかった。どうやら地元ウィーンの人気有名俳優だったらしい。その役をざごばがやる。これは楽しみである。

さていつ観に行くか。
アデーレ役が「森麻季」と「小林沙羅」のダブルキャスト。どちらを選ぶかで日程を決めよう。
森麻季氏は・・・名フィルでうたったときにちょっと声量が・・・なんて思うとなあ。。。。
前売りまでもう少しあるし、考えることにしよう。


なんにしろ。楽しみが一つふえてうれしい限り。



5日22時頃に北海道出張から無事帰還。
少々強行軍だったが翌日曜日、朝早くから名古屋までお出かけ。

目的は元名フィル首席クラリネット奏者ティモシー・カーター氏のコンサート。

彼が名フィルに初めて訪れ、溌剌と、楽しそうに演奏していた姿は今でも忘れられない。
そして彼の奏でる豊かで柔らかな音色に小生は心奪われてしまった。

その彼を久しぶりに聴くことが出来る。出張翌日で疲れていようが彼のコンサートに行かないという選択肢は存在しない。

tim.jpg

演奏曲目は

ラフマニノフ:ヴォカリーズ
プーランク:クラリネットとピアノのためのソナタ
ドビュッシー:クラリネットとピアノのための第一狂詩曲
シューマン:民謡風の五つの小品 作品102
メサジェ:演奏会のための独奏曲



大いに堪能した、充実したコンサートであった。

一曲目のヴォカリーズ、少々音色が固く、おや?なんて感じたのだが、二曲目で楽器を持ち替えてからは小生が頭に描いていた彼の音色に戻った。楽器のせいか?と思ったのだが、これ以降は楽器を持ち替えても音色は変わらず。たぶん緊張か、あるいは一曲目でリードがこなれてなかったからか、なんて勝手に解釈する。

恥ずかしながらヴォカリーズ以外は小生初聴きの曲ばかり。
ドビュッシーはコンセルヴァトワール卒業試験に書いた曲だそうだが、もう「ドビュッシーのサウンド」を聴くことが出来たのに驚く。
シューマンは本来チェロの曲だそうである。ティモシー・カーター氏はそれのヴァイオリン編曲版を吹いているそうだ。よく吹くなあ、というのが正直な感想。技量は相変わらず抜群である。
メサジェ、これがめっぽうおもしろい曲であった。最後に盛り上がること盛り上がること。要求されるテクニックも相当なものだと思うが、これを吹きこなすティモシー・カーター氏。見事。

さて、どうでもいいことを二、三記す。

シューマンであれ?と感じ、メサジェで確認したのだが、カーター氏は循環奏法をやっているのではないか?長いフレーズの途中でブレスをとりにくい箇所に限ってのことだが、どうも循環呼吸してるんじゃないかな、というトコロがあったのだ。長いフレーズの箇所で「ホッペタをふくらませて」(これは確実)「鼻から息を吸っている」ように見えた(鼻から吸っていたかどうかは、多分そうだと思うがこちらは確証はない)ところがあったのだ。

演奏の最中、シューという音が聞こえた。気にならなければまったく気にならない音であるが。
何かなあと思って注意深く聴いていたのだが、カーター氏の「息のサウンド」であった。想像するに、とても分厚いリードを使用していて、圧倒的な量の息を吹き込んでいるのだろう。それにも関わらず、音が聞こえるか聞こえないかの弱音を、しかも柔らかな甘い音色で奏でるとは。やはりただ者ではないティモシー・カーター氏。

小生の座った席、隣に細君。細君の隣には前名フィルクラリネット奏者熱田氏が席に着いた。
と、思っていたら隣のブロックには現名フィル首席トランペットの井上氏がやってきて着席。そのブロック後方には名フィルの元事務局氏。井上氏は終演後ロビーでティムとハグ。コンサート終了後会場から出たら現名フィル首席クラリネットのロバート・ボルショス氏がたたずんでいた。
ティムは愛されているんだなあ、なんて思った。


最後に最も大事なことを。
このコンサート、何と1000円なのである。「CoCo壱番屋」の創業者宗次徳二氏の理念・志でつくられた宗次ホール。その志を具現化すべく行われている(であろう)このランチタイム名曲コンサート。
本当に素晴らしい。
残念ながら小生は「時々聴きに行く」という形でしかその理念への支援はできないのだが、末永く続き「暮らしの中にクラシック」という理念が名古屋に定着して欲しいと心底から願ってやまない。



いつものことだがホールの出口でオーナーの宗次氏が「どうもありがとうございました」と一人一人に頭を下げていらっしゃった。
いや、こちらこそありがたいのだ。
思わず「ありがとうございました」とお礼を述べ、小生も頭を下げさせてもらって充実したコンサートを後にした。










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