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来る23日のための予習、ということでブラームスピアノコンチェルト1番、ルドルフ・ゼルキン&ジョージ・セル/クリーヴランド管を通勤途中の車中で聴く。幸いにして雨天なので車で通勤、というわけです。我ながら古いなあ・・・と思いながらも、ブラームスのピアノコンチェルトはこれしか持ってないのでね。

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昔々、もう20年以上も前だと思うのですが、小生の記憶が正しければ(実はそこが一番のくせ者なのですが)秋山和慶がヴァンクーヴァー響を率いて日本公演を行ったときにジョン・キムラ・パーカーをソロイストに迎えてこのコンチェルトをやったはず。で、その公演がNHK教育で放送されていたのですよ。
小生がまだまだ学生だった頃でして、偶然それを視聴して曲の持つパワーと演奏のすばらしさと凄さにぶったまげてしまいましたのです。その頃ブラームスなんて聴きもしなくまるで好きじゃなかった小生なのですが。いやあコンチェルトの最後の部分は聴いていて涙が出たくらい。その時分はまだ涙もろくなかったのですが、泣けるくらいの演奏でした。

さてさてその時分超ウルトラ貧乏だった小生、気に入ったなんて思ってもレコードやCDなんか買う金はまるでありません。で、機会あって名古屋鶴舞の名古屋市立中央図書館に立ち寄った際に、当時あの図書館は所蔵音源を聴かせてくれたのですね、今はどうかわかりませんが。所蔵音源を指定して受け取り、その場で図書館内の再生装置で聴くわけなのですが、そこでこのゼルキン/クリーヴランド管のブラームスのピアノコンチェルトを借りて聴き、それ以来すっかりこの演奏とこの曲がお気に入りとなったった次第なのです。(ブラームスしか入ってなかったはずなのでたぶんLPだったと思うのですが・・・いかんですね記憶が曖昧で)その後就職してから余裕ができたときに即座にこの音源を買ったという思い出の一枚。

でも、まあ今聴くと、当然ながら古色蒼然たるといってもいい演奏と録音ですが、がが~~んと聳え立つ金字塔のような演奏。オケは「古色蒼然」と小生は感じますが、セルによって鍛え抜かれた、まるでセルの楽器のようなクリーヴランド。もうがっちりした、やっぱり古色蒼然とした、現在のオケでは聴くことのできない音なんだよね、良い意味での。そしてゼルキンの無骨なまでも剛毅な、と思うとリリシズム溢れる(けっして軽くふわふわ浮くことのない)ピアノ。飽きが来ない演奏ですね、これは。

今度の名フィルが迎えるソロイストの小菅さん。数年前にNHKで放映されていた「スーパーピアノレッスン」の生徒で出演していて、その時の小生の記憶は「何だかなあ・・・」といったものだったんですよね。その時の講師のアンドラーシュ・シフがサジェストしたことを彼女はなかなかできなくて、小生ううむ・・・なんて感じたを思い出すのです。その時のレッスン曲はベートーヴェンの「皇帝」。アンドラーシュ・シフと小菅優が天と地ほどに違うこと同時に彼女にはこういう力強い表現が必要な曲は向かないな、なんてもしみじみ感じちゃったりしたのです。

そんな個人的な古傷を抱えて臨む今度の名フィル/フィッシャーのブラームスチクルスなのですが、小生のトラウマをすっかり払拭してくれると嬉しいなあ、小菅さん。

くどいですが何度聞いてもゼルキンのピアノは聴く価値があり、と小生は思うですがいかがなものでしょうか。

どうでもいいですけどこの曲を初めて聴いた、つまりテレビで視聴した頃ですね、アンサンブルタッシでとんがったことをやっていた息子のピーター・ゼルキン。小生も古典なんか聴きもしないでそんな音ばっかり聴いていたのですが、彼がいろんな意味で、まるで親父さんとそっくりになるとは、そして小生がブラームスやベートーヴェンを聴いて呻吟することになろうとは、あの頃は想像もしませんでしたね・・・


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