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名フィル第363回定期演奏会「11月の森」。小生は昨日11月14日(土)に聴いてきました。

曲目は以下の通り。

バックス:交響詩『11月の森』
ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調 作品26*
グリーグ:劇音楽『ペール・ギュント』第1組曲 作品46,第2組曲 作品55


指揮は広上淳一氏、ヴァイオリンのソロイストはボリス・ベルキン氏。


名フィル、本当に上手になったなあ、とそんな感慨をめぐらせながらこの日のプログラムを聴いた。
ちょっと前の名フィルならば、この日のバックスは「曲」として聴かせることができなかっただろうし、
コンチェルトではベルキンの豊潤な音色にささえられた、まさに熟成したグランヴァンのような音楽をそれに負けずにサポートすることは不可能であったろうと思う。

この日の名フィル、バックスでは響きの多様性・おもしろさを十二分に表出し、
さらには拡散してしまいそうな曲の内容を上手にまとめ上げていた。
コンチェルトではソロイストの単なるサポートにとどまらずに能動的に濃密な音楽空間をつくりあげていた。

もちろんこの日の指揮者の広上淳一氏の力量を無視するわけでは、毛頭無い。
彼の解釈・的確な指示がなければ、この日の「演奏」はもちろんなかっただろう。
広上氏の音楽性にじゅうぶんに応えることができるオケになった、
さまざまな指揮者の意図を十分にくみ上げることができるそんなオケに成長したんだ
とまあ、そんな低レベルではあることは百も承知だが、
しかし正直とても嬉しい思いを小生はこの日の名フィルに感じたのである。

こんな思いはもしかするとマエストロと共有できたのかもしれない。

圧巻はペールギュントであった。
どうやらマエストロ広上氏の思い入れがたっぷり詰まった曲らしく
(これは終演後舞台上で広上氏自身が語った。それには後ほど触れる。)
その思い入れに応えるオケ。良い演奏だった
ソルヴェーグが終わりカーテンコール。弦のトップの奏者達それぞれとと固い握手。


そしてマエストロが出てきてこんなことを舞台上で言った。

「今年自分は51歳になる。自分が24の時名フィルのアシスタントコンダクターに拾ってもらった。
名フィルは外山雄三先生が音楽監督であった。自分にとっての恩師である。
その時の外山先生はちょうど51歳だった。自分ももうそんな年になってしまった。
名フィルと、自分がちょうどそんな年齢の時に、昔ともに演奏した仲間と、もうその時のメンバーとはだいぶ入れ替わってしまったが、そんな素敵な仲間達と今日こんな演奏ができてとても嬉しい。
実はこのペールギュント、その時に勉強させてもらった曲でとても思い出深い曲だ。云々」

 他は東京音大と愛知県立芸大のオケの演奏会のことに触れていたが、それは割愛。

この後アンコールがあって
グリーグ:2つの悲しい旋律 作品34より第2曲「過ぎにし春」を演奏。
これがまた良い演奏だった。


さてさてマエストロ、だいぶ唸るようになりました。
最初、何かなあこの音は?なんて思ってたら何のことはない。マエストロでした(笑)
少々コバケンがはいってきちゃったか?みんなと握手しまくってたし(爆)






【外山雄三氏に感謝】
ベルキン氏の見事な演奏をしっかりと受止めて、堂々たる演奏を聴かせた名フィルはたいしたものでした。
フィッシャー氏の時にも感じる「やはり指揮者の違いは大きい」という思いがします。

広上氏の言葉が半分は聞き取れなかったので、こちらで内容が分かり助かります。
外山氏は名フィルの今につながる基礎レベルを築いた人だと思います。
それまでは素人にもはっきりと「ヘタクソだなあ」と分かるオケだったのを、どんな曲でも演奏できて最低レベルの底上げを図ったのが外山氏であり、当時「外山さんは相当厳しいそうだ」という噂を耳にしましたが、そのおかげで名フィルは「聴けるオケ」になったと思います。

その時に広上氏がアシスタントをしていたとすれば、随分と学ぶことが多かったのではないでしょうか。
だから今後も名フィルには度々登場してほしいし、広上氏さん自身も飛躍してほしいです。
ただ、ご指摘の唸り声はなんとかしてほしいですね・・・コバケン氏には負けますが(^^;
【Re: 外山雄三氏に感謝】
珍言亭ムジクス さま、ご訪問ありがとうございます。

名フィル、ホントに「たいしたものになってきたな」と小生感じております。

> ベルキン氏の見事な演奏をしっかりと受止めて、堂々たる演奏を聴かせた名フィルはたいしたものでした。

以前は指揮者の要求に応えきれずにアップアップし、破綻あるいは自己中な演奏をしていた頃とは
まるで雲泥の差!
> フィッシャー氏の時にも感じる「やはり指揮者の違いは大きい」という思いがします。
それだけにムジクスさんがお書きのように「指揮者:の違いが大きく出るようになったのでは。。
なんて感じております。


> 外山氏は名フィルの今につながる基礎レベルを築いた人だと思います。
> それまでは素人にもはっきりと「ヘタクソだなあ」と分かるオケだったのを、どんな曲でも演奏できて最低レベルの底上げを図ったのが外山氏であり、当時「外山さんは相当厳しいそうだ」という噂を耳にしましたが、そのおかげで名フィルは「聴けるオケ」になったと思います。


これはまったく同感です。外山氏はホントに厳しかったようですね。
小生もいろいろと話に聴いたことがあります。
あれが土台となっているんだろうなあ・・・と感じます。

> ただ、ご指摘の唸り声はなんとかしてほしいですね・・・コバケン氏には負けますが(^^;


これ、びっくりしました。以前は余り感じなかったのですが、突然!という印象です。
小生、一緒に聴いていた連れ合いに
「広上氏、風邪でもひいて鼻の抜けが悪くなったのかな?」とマジメに言っちゃったくらいです(笑)
【】
ここのところで名フィルの定期で大きく「ハズレ」を感じないのは、ぜろすのうさんと珍言亭ムジクスさまが仰っている通り、指揮者の違いが出せるようにオケが成長してきたのと、それを引き出せる指揮者を招聘しているという証だと思っています。

>さてさてマエストロ、だいぶ唸るようになりました。

以前、ハンガリー舞曲全曲を演った時(あれは好企画でした)は、「鼻息が荒いな」くらいにしか思ってませんでしたが、当夜の広上さんはまさしくコバケン染みた唸り声でしたね。
まぁ、それだけ没入していたということなんでしょうが…
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