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これが名フィルか!

火の鳥を聴き終わった瞬間、頭の中ではこんな言葉が駆け巡る。
終結部のサウンドは、録音をも含めて、いまだかつて聴いたことのない素晴らしいもの。

フィッシャー効果。

そう考えざるを得ない。
いまさら、ではあるがフィッシャーが名フィルを変えた。

ティエリー・フィッシャーの何が素晴らしいのか?
先回までのコンサートを聴いて小生は「その躍動する音楽」とばかり思っていたが、
ところがそれは「彼の本質」を聴いていないことにこの回の名フィル定期を聴いて気付く。
気付きの遅さに恥じ入るしかない。

ティエリ-・フィッシャーの真骨頂は「そのサウンド感・色彩感・バランス感覚」にある。
この回の定期の、このメインの「火の鳥」の終結部にはそのあらわれ。
いやいや、火の鳥だけではない。
一曲目のウェーベルン。こいつの「サウンド」も素晴らしかった。
まさに「夏風のなかに」包まれてしまった。
夏の日差しの木漏れ日の、その中をくぐり抜けるたおやかな風。
驚いた。びっくりした。こんな音を聴くことが出来るなんて。

デュメイ。
「音楽」とはこういうもんだよ、と演奏を通じて語ってくれた。
そう、小生は彼の演奏から、まさに「音楽」を感じた。
おそらく・・・もし彼が15歳若かったら、もう少し「濃密な音」を奏でたのだろう。
しかし「音楽」とはそれだけではないのだ。そんなことを彼の演奏を聴いて感じた。
ベルクを聴いて感じたのだ。その思いはアンコールのモーツァルトを聴いて確信に。


さて書かなくても良い、細かいことを少しばかり。

ベルク:デュメイからコンマス後藤氏への受け渡し。
    演奏スタイル・・・いやいや音楽的表現が統一されていて驚嘆。素晴らしかった。
    弦パートがとってもデュメイにあわせていたように感じられた。練習の賜かな?

ストラヴィンスキー:小生は土曜日に拝聴。トランペットのバンダやりましたねえ。
           でも小生には「ああ~」位にしか感じられませんでした。
           一部巨大掲示板には「その後オケは云々」なんて書かれてありますが、 
           「あれくらい」で動揺しちゃあ毎日動揺しなきゃイカンだろ。
           って小生は思ってます。でも「ああ~やっちゃった」ですけどね。
           あんなフレーズ、ねえ。藤島さん苦手じゃないの?スタイルからすると。
           でも藤島さんじゃなかったかな、やっちゃったの?



考えてみたら、もう今日はベートーヴェンだ。。。。







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