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今日6月13日 名古屋フィルハーモニー交響楽団 第359回定期演奏会に行って参りました。

昨日6月12日、本日6月13日のラインナップは
ショスタコーヴィチ:祝典序曲 作品96
モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』
ストラヴィンスキー:バレエ『春の祭典』

指揮は我らがティエリー・フィッシャー、協奏曲のピアノソロは北村朋幹。

小生の簡単な聴取の感想を記します。

どーでもいいことですが、最近とみに思うのは、
小生の感じ方は正規分布から外れているんだなあ・・・・ということ。
その時々の聴衆みなさんの熱狂ぶりやら、はたまたブログや掲示板などでの演奏評を拝見しても
どうも小生のスィートスポットとはなんだか違うような・・・
そんなおかしな感じ方をするおっさんが記した感想ということで今後ともご容赦を。


1曲目。祝典。。。。。
ううむ。そこを外したらイカンだろう!
という冒頭のファンファーレのアタックをトランペットが外してくれました。
心臓が止まりそうでした。
あんなトコを外しちゃうんで、年端もいかないお子様方に
「名フィルのトランペットは大したことがない」なんてほざかれてしまうのです(泣)

あとはまあ可も無し、不可も無し。
曲がずばり体育会系でアドレナリン放出系ですし、まあ、あんなモノでしょう。
アドレナリン放出量を出来の評価の指針とすれば物足りない方々も多かったと思いますが。

「可も無し不可も無し」と記しましたが、フィッシャーらしさは随所に聴くことが出来ました。
・サウンドのすっきり感
・バランスの良さ、リズムの歯切れの良さ
・なんといっても構成の確かさ。
これらは秀逸。
この曲をただ鳴らすだけではない「大人の曲」として完成させておりました。


2曲目:モーツァルトのピアノコンチェルト。
ごめんなさい。パスです。
小生にとっては聴取を記録する範疇の外の印象となってしまいました。
すみません。

3曲目:春の祭典。
外オケを含めまして今まで数多くの生「春の祭典」を聴いてきましたが、
今日の名フィルがその中でもっとも秀逸な演奏でした。
ホールが違う(多くは名古屋市民会館で聴いた)とか、聞いた時の年齢が違うとか、
いろいろと比較し難い条件の違いはあるのですが、
それを差し引いてもなお本日の演奏は秀逸でした。
名フィルの演奏評を記すとき、
お題目を唱えるように「数多くの疵はあるのだが」と記すのですが、
今回も「数多くの疵を抱えながらも」なお秀逸な演奏だった、と小生は感じました。

なぜそのように感じたのか。

・各声部が埋もれることなくくっきりと浮かび上がっていました。
→このことにより例えば、
 スコアが意図した同一小節内での声部ごとのアクセントや拍のずれなどが明確に聞こえました。
 たとえばこんな箇所の各パートの微妙な入りのずれがしっかりと聞こえたのです。
 harusai1.jpg(例示するのに、もっとふさわしい箇所があるとは思いますが、ご容赦を。)

まさかブーレズ(ブーレーズ)のCDで聞こえない音を生で聴くことが出来るとは思いませんでした。
いままでの名フィルでは、これらの違いのような音は
「他の音に押し潰されて」まったく聞こえなかったのが通例。
ところが今回は、
どの楽器も十分に鳴っていながら、さらに「それらの違いを聞き分けることが出来た」のです。

・ダイナミクスの妙!
 マエストロ フィッシャー、ダイナミクスに細心の注意を払っていましたね。
 オケ、セクション、パート、フレーズ、すべてに彼に指示が行き届いていたように感じます。
 トランペットのベルの上げ下げなんか「見て」わかりますからねぇ。

・アクセント、リズムの鋭さ!!
 表面積の大きい、重たい鈍器を使用して、その重さだけでぶん殴ったようなアクセントではなく、
 質量は重いのですが表面積がものすごく小さい道具を使用して、
 圧倒的な速さでぶち抜いたようなアクセントやリズムでした。

・強奏で弦が聞こえた・・・
 名フィルでこれを体験するとは・・・という感じなのです。
 小生、名フィルがこのホールを使用して以来
 ずっと2階の10番台の列の真ん中のあたりで聴いています。
 それにして初めての体験です。
 大昔、市民会館では2階1列目の真ん中でしたが、そのときもこんな経験はしませんでした。


さて名フィル、最近では324回定期で「春の祭典」をやっていますね。
(小生の聴取録はhttp://zerosnow.blog35.fc2.com/blog-entry-58.html)
その時に比べれば雲泥、月とすっぽん。

さらに書き加えれば、小生の名フィル初定期は第150回。その時の演目も「春の祭典」
150回定期の時は
「おいおい、この曲はホントに春の祭典なのか?」という
壮絶・痛烈な印象を持ったことを昨日のことのように覚えております。
なんだか隔世の感がありますねえ・・・

【お疲れ様でした】
「春の祭典」の分析をじっくり読ませていただきました。勉強になります、ありがとうございます。
苦手な曲で、どこがどうというのはよく判らなかったのですが、ポイントを書いていただいたので理解がしやすかったです。

なんというのか、フィッシャーの目指す方向はやっぱり一味違うんですね。
【先週の市民会館に続いて・・・】
昨日の定期も充実してました。
「祝典序曲」では冒頭でずっこけましたが、後は見事でした。
ご指摘の通り「大人の曲」で、薄っぺらでなかったのがいいですね。

「春の祭典」も同様の爆発しない大人の音楽で、今の私にはこれがいいなあ。
私も昔に名フィルで聴いたことがあり、その時は「三大バレエ」のプロで、とにかく興奮するために聴いていました(^^)

楽譜を引用しての説明はありがたいです。
少し分析的な演奏に思えたのが確認できて助かります。

リンクを貼りましたので、確認ください。
【Re: お疲れ様でした】
分析なんてとんでもありません・・・赤面です(^_^;
ただ、ブログに書きましたように「どうもスィートスポットが違う」ため
小生がなぜ良いと感じたのかを自分なりに振り返っただけなんですよ。。。。

さてでもkny_keee さんもお書きのように「フィッシャーの目指す方向」は
どうやらひと味もふた味も異なるようですね。
またそれも楽しく、もしかしたらオケのメンバーもそれが刺激となっているのでは?
なんて勝手に想像したりしております。

7月定期はフィッシャーとは違った意味で刺激的になるでしょうし、楽しみですよね。
時間がとれたらカーター君のクラリネットも聴きに行きたいなあ・・・・

> 「春の祭典」の分析をじっくり読ませていただきました。勉強になります、ありがとうございます。
> 苦手な曲で、どこがどうというのはよく判らなかったのですが、ポイントを書いていただいたので理解がしやすかったです。
>
> なんというのか、フィッシャーの目指す方向はやっぱり一味違うんですね。
【Re: 先週の市民会館に続いて・・・】
祝典の「どあたま」、ありゃびっくりしましたねえ。
書きましたように、ホント心臓が止まる思いをしました、ただ聴いているだけなのに(笑)
ムジクス殿もお書きのように、祝典のサウンドは見事なモノでした。
フィッシャーの力量をまさに表出したような気がします。

ハルサイはホントに音楽的で良かったと感じています。
でも、もし20代前半の頃にこの演奏を聴いていたら、
もしかしたらこのように感じなかったような気もするんですよね。
その昔は小生も「にかく興奮するために」聴いていましたので。。。。(^^ゞ

楽譜、もっと引用にふさわしいな箇所があると思うのですが、
なにせずぼらな性格なもので、あんなのですみません。。。

7月の名フィルは、鈴木雅明の指揮でどんな表情を見せてくれるのでしょうね。
楽しみですね。

リンク、ありがとうございました。私もはらせていただきました。
今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>
> 昨日の定期も充実してました。
> 「祝典序曲」では冒頭でずっこけましたが、後は見事でした。
> ご指摘の通り「大人の曲」で、薄っぺらでなかったのがいいですね。
>
> 「春の祭典」も同様の爆発しない大人の音楽で、今の私にはこれがいいなあ。
> 私も昔に名フィルで聴いたことがあり、その時は「三大バレエ」のプロで、とにかく興奮するために聴いていました(^^)
>
> 楽譜を引用しての説明はありがたいです。
> 少し分析的な演奏に思えたのが確認できて助かります。
>
> リンクを貼りましたので、確認ください。
【】
こんばんわです!
そうかぁ、やっぱり、春祭、良かったのかぁ・・・・(^^;;)
それにしても、うん、やっぱ、凄い分析力やね・・・・小生、残念ながら、音楽は分析できるほどの能力も知力も持ち合わせてないので(汗)でも、凄いってのは、充分に伝わってきましたわ!(^^)
【Re: タイトルなし】
空我君、遅レスすんません。。。
ハルサイは良かったです、ホントに。
幸せな時間を過ごしました。
「幸せな時間」が「毎回訪れる」わけじゃないとこが、
また貴重でいいんだよね、名フィルの場合(苦笑)

身に余るお褒めの言葉、光栄ではあるのですが
小生には音楽を分析する力なんてちっともありません、ホントの話。
今回は「すげえ良かったなあ・・・」と聴きながら、聴き終わって感じてから、
「おいらはなぜ良いと思ったんだろう?
 フィッシャーはなぜ名フィルをあれほどまでに激変させるんだろう?」と思い
振り返りながら駄文を連ねただけ。
だいたい聴いてるときには、ふと「すげえなあ、今の・・・」と頭をよぎっても、
ここに書いたようなまどろっこしいことを考えてたら、音楽に没頭できませんもんね(笑)

ま、そんなわけで、実は赤面の至り、ということでして、ハイ。。。。



> こんばんわです!
> そうかぁ、やっぱり、春祭、良かったのかぁ・・・・(^^;;)
> それにしても、うん、やっぱ、凄い分析力やね・・・・小生、残念ながら、音楽は分析できるほどの能力も知力も持ち合わせてないので(汗)でも、凄いってのは、充分に伝わってきましたわ!(^^)
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(名古屋フィル第359回定期演奏会) ショスタコーヴィチ:祝典序曲 モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番「ジュノーム」 ストラヴィンスキー:バレエ「春の祭典」 ピアノ:北村朋幹 指揮:ティエリー・フィッシャー 最初に書いておきますが、どうもストラヴィンスキーとドビ ...
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