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そういえば年の瀬に何か聞き忘れてたなぁ、と考えていたら思い出した。
今年、いやいや、2008年末にオネゲルのクリスマス・カンタータを聴くのを忘れてた。

と、いうことで早速引っ張り出して聴く。

onegger.jpg

演奏はフランス国立放送管弦楽団。指揮はジャン・マルティノン。1971年の録音。
生命力にあふれ、劇的な仕上がりとなっている非常に良い演奏。ただし録音はとてつもなく悪い。

この曲はオネゲルの最後の作品。25分弱の曲である。
内容もまた素晴らしいもの。

曲はオルガンの重低音から始まり、
低弦の刻みの上に聖書の詩篇「深き淵より」をテキストにした合唱が入ります。
まさに苦悩と絶望を感じさせる、低音部で奏でられる短調の響き。
その絶望的な音楽が少年合唱で遮られ、その後にテノールの独唱。

この独唱を境に曲は重苦しさから開放され、明るく透明なな楽想に変化。
さまざまな賛美歌、どこかで聴いたことのあるノエルが幾重にも折り重なりながら歌い継がれる。
まるで音楽の万華鏡。
その中から「聖しこの夜」のメロディーが聞こえてくる。
終盤にさしかかり三拍子となり音楽は前へ前へと進んでいき、
やがて合唱がオケがオルガンが重層的に絡み合い圧倒的な盛り上がり。
クライマックスを迎えた音楽は、
やがてカメラをグーンと引くように小さくなっていき、オルガンの音で音楽は終わる。

圧倒的な構造。思わず涙してしまう。

さてさて、ところがどっこい、この曲はなかなか音源がない。
小生所有のCDは元来あった下の画像の元盤を24ビットリマスタリングして価格も1300円とい廉価版
motoban.jpg
しかしこれも現在廃盤みたいでamazonでは元盤を52100円なんてふざけた価格で売っている。

小生はクリスマス・カンタータはコルボ盤も所有しているがどうも好みの演奏ではない。
どうも演奏が「ぬるい」。これは好みの問題。ただし録音は良い。
曲の作りも僕の好みではない。
ラストの「amen」直前のリタルダンドはなぜ?とかいろいろ疑問あり。
コルボ盤はこれ↓

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こんなのも持ってるが、これは一度聴いたきり。

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このブログを書くにあたって、この曲もっと出てないかなぁと探していたらありました。

な、なんと我らが名フィル常任指揮者
ティエリー・フィッシャーの録音が出てるじゃないですか。
2008年10月25日に発売されたばかりのCDはこれ。


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演奏はフィッシャーが名フィルと兼任で常任をつとめるBBCウェールズ・ナショナル管弦楽団。
フィッシャーのオネゲルの演奏はまだ聞いたことはないが、
2007年2008年とフィッシャーの指揮ぶりを見て聴いてきた感触からすると悪いわけがない。
しかもフィッシャーのプロフィールには「オネゲルには特別な感情を持っている」とか
「同国人であるフランク・マルタンとオネゲルの熱心な擁護者」なんて必ず書かれている。
(フィッシャーのプロフィールはこちら。名フィルのHPに飛びます)
おそらく満を持しての録音・・・なのではないだろうか。
期待大である。


重要な追記(2009/01/15)
入手しました、フィッシャーのクリスマス・カンタータ。
なんと2007年12月14日のライヴ録音でした!
カンタータのテキストもすブックレットに全て記されております。
ラテン語・ドイツ語・フランス語には英語の訳が記されています。
感想のアップはまた後ほど。

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