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楽しみに待っていたCDがイギリスから届いた。

naminobon.jpg

武満徹の「波の盆」が収録されているCD。CHANDOSレーベルである。


先日、友人が「題名のない音楽会」のDVDを貸してくれた。2011年1月30日放送のものである。
武満徹の特集の3回目らしく、ゲストに池辺晋一郎が招かれていていろいろ武満について語っていた。
その放送で、この「波の盆」の終曲が演奏された。

脳の中の情感中枢が(こんな回路があるわけ無いが)どかんとやられてしまった。
感情をどさっと鷲掴みにされ、揺さぶられてしまった。

いや、そんな大げさな音楽ではないのだ。
でも日本の響きがして、懐かしい風景が思い出されてしまう、そんな響きのする音楽。
僕は、小さい頃に遊んだ下北は田名部のあの原っぱ、あの初恋の女の子、そんなことさえ思い浮かべてしまった、そんな音楽だった。

二週間、この曲のことを記憶にとどめていたら買おうと思った。

二週間たった。記憶に残っていた。
CDを探した。

無かったんだな、これが。
調べたらCHNDOSレーベルにあるらしいことがわかったので、それならイギリスにはあるだろうという単純な思い込みでイギリスアマゾンで買ってしまった。
(ちなみに今だと日本のアマゾンで買える。でもアメリカ発送である。何とヤフオクにも出てる!)
イギリスからの郵送料込みで1600円くらい。まあ妥当でしょう。
HMVは二種あって一つは入手困難、もう一方は「8-13日 以内に入荷予定」とのこと。でもこれが入らないんだよなHMVは。

しかしホントに良い曲だ。武満の歌、そう、彼の歌に通じるものがある曲。


演奏は札幌交響楽団。指揮は尾高忠明。快演なり。


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行ってまいりました、名フィル。コンサートの詳細は以下の通り。

[日時]2011年2月27日(日)16:00 開演
[会場]中京大学文化市民会館オーロラホール
[指揮]ティエリー・フィッシャー
[ピアノ]若林顕
[曲目]ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 作品83*
    ブラームス:交響曲第4番ホ短調 作品98

  


この日はマエストロ・フィッシャーが常任指揮者としての名フィル最後の演奏。
小生は出待ちをしてマエストロにサインでもして貰おうかとCD2枚、名フィルのショスタコ5番とBBCウェールズのオネゲル:クリスマスカンタータ、もちろんどちらもフィッシャー指揮ですが、さらに名前ペンまで持って行ったのですが終演後楽屋口まで行ったらなんだか怖じ気づいてしまい、結局サイン待ちせずに帰ってきてしまいました。46歳という年齢が邪魔したのか、それともただのチキンだったのか。。。。orz

さてでは小生の「タコ耳聴取録」をば、と思うのですが、この市民会館、座席によってまるで聞こえ方が異なることで有名です。小生は昨年のベトツィク・今年のブラツィクは共に3階1列目27番という座席でした。来年はパスしましたのでまた誰か他の方が座るのでしょう。ではタコ耳聴取録へ。

1曲目のピアコン。
ソロイストの若林氏は一つ一つの音を丁寧に鳴らし、わりとゆっくり目のテンポで演奏をしておりました。これは全ての楽章に共通し、時にはもっとアグレッシブに、なんて感じるところもありましたが、全体としてはこの曲の「重厚さ」を演出・構成するのに適していたと感じられました。彼の音もオケに埋もれることなく一つ一つの音の粒立ちもくっきりとして鳴っておりました。
この日の彼の演奏はまことに「壮大・堅牢」といった印象で、まるでゴシック様式の巨大な聖堂、たとえばケルン大聖堂のような、を思わせる演奏ぶりでした。
これに応える名フィルも良い出来映えで、重厚ながらもけして停滞することなく演奏し、緊張感も感じられ非常に良い演奏でした。
3楽章のチェロのソロは小生の想像以上の出来映え。ホルンは2・4番(でいいのかな。後列の安土嬢・トラ嬢)のフレーズになると少々ほころびが見られましたが、まあ及第点。同じフレーズを二度とちらないのはさすがプロ。

小生の「タコ耳・イカ脳」には今回のピアノコンチェルトは「名演」ともいえる演奏ではなかったか、と感じられました。

2曲目の交響曲4番。
これが素晴らしい演奏でした。
1楽章、フィッシャーの音作りここに有り!といった感がある演奏で、楽器・セクションの奏でる音が全て聞こえてきて、特に動きのあるフレーズが耳に飛び込んでくるように構成されていてまるで「万華鏡」のような音の洪水に飲み込まれたようでした。いやあ凄かった。テンポは小生のリファレンス盤であるクライバー/ウィーンフィルより少々遅めの展開。遅めですが粘ることなく前へ進む。それもまた良かったかな。
さてTpの時々、といっても2回か3回か、とちりあり。有り得んところでミストーンだから目立ってしまう。難しいフレーズは吹くのに、何でんなところでとちるのかなあ。なんか緊張しすぎるのかなあ?

2楽章ではホルンのソロもオーボエもクラリネットもファゴットも、皆素晴らしい演奏。もちろん弦も。といった感じなのですが、小生の隣の隣に座ってたおじさん、小生の細君の隣に座ってたおじさんなのですが、そのおじさんが1楽章と2楽章の間に隣の女性(小生の細君ではない)になにやら抗議されていて、何だったんだろう?なんて気になってしまいましたので、実はこの楽章は少々の間演奏に集中できず。無念。

3楽章はフィッシャーらしい推進力を伴って、しかし速くなりすぎることはなく・・・そういえば3番も4番もフィッシャーは決して「ぶっ飛ばすことなく」堅牢な構成を主眼にしているように感じられたなあ・・・演奏され◎。

4楽章。この楽章になったら、もうこれで終わっちまうんだなあ、なんていう感慨の方が脳味噌を支配しておりましてなんだか冷静に聞けず。
この楽章でもフィッシャーは丁寧に音楽を紡いでいきます。ただ単に丁寧ではなく熱いところでは当然熱いのですけれどもね、フィッシャーは。
名フィルはといえば中低弦をゴーゴー鳴り響かせ重厚なサウンドを造りあげ、これが芸文だったらどれくらいの音になるのか!と思うくらいの凄さ。管楽器も好演、熱演。
欲を言えばTrbの1stもっとバリバリ鳴らして欲しかったなあ藤沢さん、1stは田中氏の方が良かったかななんて思ったりもいたしました。

で、最後のフレーズとなり、最後の和音が鳴り響いてしまったわけです。

「あ~、終わっちゃった・・・・」「終わっちゃったねえ・・・」というのが終演後細君と交わした言葉でした。


この日のカーテンコールは長く続きました。
マエストロ・フィッシャーは弦をセクション毎に称え(まるでコバケンのように、しかしコバケンとは意味が違う!)、小生それを見てたらなんだか泣けてきました。

合奏精度を抜群に向上させ、モワモワしていた鈍重なサウンド(それもまた個性だったのですが)シャープで切れ味鋭いサウンドを実現し、しかもそれだけではない重厚さも可能とした(鈍重と重厚は違うのだと音で聴かせてくれたフィッシャーです)・・・それはこの日の演奏で見事に発揮されておりました・・・まるで以前とは見違えるようなオケにしてくれたフィッシャー。

彼の常任の最後のコンサートは、彼の3年間の集大成・・・マーラー9番とは違った意味で・・・の演奏でした。

この3年間、ホントに良い時間に立ち会うことが出来たなあ。そう思うと感慨深いです。








行ってまいりました、常滑は澤田酒造の酒蔵開放。
澤田酒造は「白老」銘柄で知られる造り酒屋さん。

この酒蔵開放は二日間開催されてまして、小生例年ですと二日目の午後にまったり参加というのが常なのですが、今年は連れ合いが昼にどうしても食べたいものがあるから午前中から行きたいと曰い、また二日目の開放日は我が名フィル&フィッシャーのブラツィクの最終日。そんなわけで今年は酒蔵開放初日の午前中に参加。ちょっと無謀かな。。。なんて思いながらも。


hakuroukonnzatu1.jpg

酒蔵に着いてみると、案の定、ヒト、ひと、人の波。

hakuroukonzatu2.jpg

やっぱり初日のど初っぱなは無謀だったよなあ、なんて思いながらも参戦。

外も行列なら中も阿鼻叫喚状態。
hakroukonzatu3.jpg

試飲酒を貰うこの阿鼻叫喚状態の中に突っ込んでいき酒をゲットして飲んでました、小生。この酒蔵開放は、実は義父さんが楽しみにしてまして、それもあって毎年参加してるのですが、この阿鼻叫喚状態の中にいくら何でも80オーバーの義父さんを参戦させるわけにいかず、小生がシャトル便となって酒を供給。

白老の今年の酒の出来映えですが、昨年は改善されていたように感じた「ある種の老ね香」が今年は復活してたように感じとれました。樽酒ですと樽香でマスキングされますので気にはならないのですが、高級酒になればなるほどそれが気になってしまう。結局今年は(も)白老で一番美味いのは「上撰」だなあという結論。

まあ、しかし。義父さんが喜んでくれていたので小生的には何よりでした。出かけた甲斐がありました。来年も義父さんと元気に参加したいなあ、なんて思うわけです。



行ってまいりました、名フィルブラームスツィィクルス#3。

今回のコンサートの詳細は以下の通り。

[指揮]ティエリー・フィッシャー

[ヴァイオリン]ルー・ウェイ  [チェロ]趙静

[プログラム]

ブラームス:悲劇的序曲 作品81
ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ短調 作品102*
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調 作品90


マーラー9番で熱演を聴かせてくれた我らが名フィル。
あれから3日しかたってませんが大丈夫かなあ、休み無しでリハしたのかなあ、プロはやっぱり大変だよなあなんてとかく素人の小生は余計なことを思っておりました。


さてさっそく小生の「タコ耳聴取録」を記録しておきたいと思います。

1曲目の悲劇的。
う~~ん、イマイチ音が届かないよなあ、イマイチまとまりがないよなあ、イマイチ不安定だよなあ、イマイチあの楽器の音色がペラペラで、イマイチあの楽器のピッチが不安定で、イマイチ。。。。。。。。。。なんてまったくイマイチ感が存分に漂っていた1曲目でした。例えはとても悪いですが「昔の名フィル定期1曲目」のようなイマイチ感。
やっぱマーラー後の燃え尽きた症候群か?なんて思って聴いておりました。

2曲目。
おおっチェロのソロイストはまあまあだよななんて感じた瞬間ヴァイオリンのソロイストにメロディが移って小生途端に腰抜かすの巻。何だこのヴァイオリンの入り方は?これってブラームスのスタイルか?????
小生のタコ耳には彼のヴァイオリンがまったく理解できず、小生のタコ頭では彼の奏法、音色などまるでブラームスのスタイルに合っているとは感じられず、小生には彼の奏でる音楽が何もかも「ごめん (_ _)」状態となってしまいました。
チェロが、そしてオケが曲を作っていくのに、ソロヴァイオリンに音楽が移った途端に音楽が寸断・分断され、まるで流れがなくなり停滞してしまったように感じられ、もう小生としては苦しいばかりなり。

つらい時間がようやく終わると会場はブラヴォの嵐。やはり小生はタコ耳なのですねえ。

終了後ソロイスト二人はアンコールを奏でてくれました。ヘンデルのハープシコードの編曲版。こちらはダブルコンチェルトよりはまだマシでしたね、ソロヴァイオリン氏は。でも「まだマシ」くらいで、小生にとっては別に「良い演奏」ではありませんでした。最後まで不幸だった小生。チェロはまあまあだったのにな。無念。


3曲目。
シンフォニーも悪かったら今日は最悪だなあ、なんてびびっておりましたが、杞憂でした。良かった。
最初の音から「まるで違う」じゃないですか、響きが、ベクトルが!音が飛んでくるじゃないですか、しっかりと。中低弦がゴーゴー鳴るじゃないですか「市民会館」なのにもかかわらず。ホルンもよく踏ん張ってるし。
ああ良かった。これを聴きに来たんだよな。

というわけで良かったです、交響曲第3番。
2楽章と3楽章、3楽章と4楽章をマエストロフィッシャーは棒を下ろさずにそのまま演奏。これも良かったのかな。

そして4楽章終了、フィッシャーはマーラー9番の時のようにゆっくりと棒を下ろそうとした瞬間に「一人のブラヴォー野郎」が出現してしまいなんだかがっかりな終末に。
マエストロ・フィッシャーはブラヴォーがかかった瞬間に「下ろしてない棒を強調」したかのように見えたのですが、これは小生の気のせいでしょうか?
しかしあのブラヴォー野郎、とっ捕まえて三角帽子でもかぶせて晒し者にしたい位だぞ、小生は。何とか方法は無いものか?くそう!


とまあ、3曲全部スカだったらどうしようかと、途中休憩中では真剣に考えてしまいましたがメインが良かったので何より。

次は4番とピアコン2番です。今度は2つとも揃えてよねえ!!

先日届いたCD。

マゼール指揮クリーヴランドオーケストラの春の祭典。

実はマゼール好きな小生。
実はクリーヴランド好きな小生。
実はテラーク好きな小生。
実はストラヴィンスキー好きな小生。
実はハルサイ好きな小生。

と、まあ5つ揃い踏んでしまったので買ったCD。

maze-ruharusai.jpg


聴いてびっくり。頭がクラクラする。いやあ凄い。さすがはマゼール先生だ。
何が凄いかその詳細は、忘れなければ、また後日。

で、今は今日の予習でブラームスの3番を聴きながらこれを書いている。
自宅にあったブラ3は、なぜかベイヌム。
もしかしたらバーンスタイン/ニューヨークフィル盤もあるかもしれない。
でもおそらくこの2枚だろう、手持ちのブラ3は。なんでおれのCDってこんな品揃えなのだろうか?
自分で不思議の思うのであった。

昨日は仕事しながらアイヴズの「コンコードソナタ」を聴く。
ivesconcord.jpg
絶品なり。

コンコードソナタの4楽章、フルートが入るがパユが吹いている。1楽章のヴィオラはタベア・ツィンマーマン。


・・・・・・と、ここまで書いて、このCD調べてみたら、なんと2005年のグラミーとってんじゃん!どうりで素晴らしいわけでした。

ピアノも素晴らしいし、カップリングのアイヴスの歌も(曲自身も演奏も)素晴らしいです、これ。

行ってまいりました、名フィル定期。

コンサートの詳細は以下の通り。

名古屋フィルハーモニー交響楽団 第377回定期演奏会 ウィーン

2011年2月19日(土)16:00開演 [会場]愛知県芸術劇場コンサートホール

[指揮]ティエリー・フィッシャー

[プログラム] マーラー:交響曲第9番ニ長調


では例によって小生の「アテにはならないタコ耳」による聴取録です。

「良かった」と評すれば良かった演奏です。今回の演奏は、本当に良かった演奏でした。
でも、まだ良くなるのではと思うとやはりそう思ってしまう。
「良かった」故の贅沢、なんだろうなあ。
惜しいなあ、まだ高い、他の頂もあそこに見え隠れしてるよなあ、とも感じた今回の演奏会でした。富士山的なイメージではなくは八ヶ岳的な感じの頂です。

1楽章。なんだかバラバラで散漫な印象を受けました。
う~ん。なんでだろ。各主題各声部を明確化させるために、あえて「このように」作り込んでいったのかな。
事前に想像していたよりも、ゆったりとしたテンポで一音一音、フレーズフレーズを確認するかのように丁寧に鳴らしていったマエストロフィッシャー。またテンポの揺らしやダイナミックの差も思いの外少なく。。。。
もしかしたらこれは「負のバーンスタイン効果」だったりして、なんてまじめに思っております。全てのモチーフを有機的にねちっこく関連付けるバーンスタインを聴きすぎた(実は小生バーンスタイン盤しか聴いてないのです、マラ9は・・・)ためかなあなんて、今思ってるのですが。。。

2楽章・3楽章。
フィッシャーらしいアプローチ。テンポの緩急、強弱によって圧倒的に音楽を推進していく。2楽章では3拍子を三つ振りしてオケを煽りに煽っておき途端に翻すようにオケを解放しての弦楽合奏、重厚な響き。3楽章では破綻するかのごとくテンポを上げて雪崩れ込んで終わった「最最後」。これらはまさにフィッシャーの真骨頂でした。

TrbとTrpのの両トップ健闘しておりましたね。でも共に「どうなるかしらん?」なんてところもあったようにも感じました。あのままメロメロで終わらなくてなにより、でしたね。

4楽章。
3楽章の最後で緊張感がピークとなり、しばし間をとった後に鳴った弦の響き。
鳥肌が立ってしまいました。絶句。こんな音を名フィルが鳴らすとは。。。。。
いやあ、よかった。ホントにいい音でした。
4楽章、弦がフレーズを前引っ掛けしながら歌い込んでいったのも、小生的には◎。

ラストの部分、観客層も緊張感が保てていて、一部「咳親父」がいましたが、良好。


しかし何といってもホルン。ホルントップの水無瀬氏がもう、筆舌に尽くしがたいほどの大活躍。ホルンの水無瀬・安土の1番3番は全曲を通じて凄い安定感だったなあ。2番4番の水谷・新井両氏も大健闘。
いやいや管楽器は全体的に良かったですね。ピッコロ氏はいま・・・・でしたが。E♭クラは、トラでしたし、仕方が無い部分もありますね、ちょっと無念でしたが。


で、です。
やっぱりここまで良い演奏をするんですから、あと一歩、あと少し。
「良い演奏」から「偉大な演奏」へと一皮むけて欲しいなあ、なんて感じるのです。
まあこれは、とてつもなく個人的な聴取感ですのでまったく普遍性はないのですけどね(^^ゞ

さて明日はブラームスです。仕事半分お休みとって駆けつけます。
楽しみです。

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