2010 / 05
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knykeeeさんのこちらのエントリに触発されたわけではないのだが、ブラームスピアノ協奏曲1番の事を。

昨晩、家仕事のバックミュージックに何をかけようか、と物色してたらブラームスピアノ協奏曲1番を発見。
以前格安50枚組で購入した"Piano Masterwork"の中の一枚である。

burahms.jpg

へえぇ、こんなのあったんだなんて思いながら聴く、仕事しながら。
うへぇ、全然違うじゃんルドルフ・ゼルキン/セル盤と!と今更ながらおののく。仕事しながらだけど。

こんなロマン派的なアプローチも充分に有りだよなあ、なんて感じる。
小生恥ずかしながら、この曲は生演奏はしこたま聴いているのだが、録音では恥ずかしながら前出のゼルキン/セル盤しか聴いてこなかった。それしか持ってなかったし。

これはご覧の通りルビンシュタインのピアノ、オケのデータは今手元にないが、おそらくメータ/イスラエルじゃないかと思う。


こういう演奏も有りだよなあとは思ったが、幼少時の刷り込みのためゼルキン/セル盤のようなゴツゴツとした無骨な手触りの方が自分の好みだな、と再確認。

そんなわけで先日の小菅嬢のアプローチにしっくりとした理由をなんとなく納得した次第。
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名古屋フィルハーモニー交響楽団 第21回市民会館名曲シリーズ

2010年5月23日(日) 中京大学市民会館オーロラホール(旧名古屋市民会館大ホール)16時開演

曲目:ブラームス ピアノコンチェルト一番 ニ短調
   ブラームス 交響曲第一番      ハ短調

指揮:ティエリーフィッシャー
ピアノ独奏:小菅優



快演、名演。

この二語に尽きる、この日の演奏。

コンチェルトでは若きソロイストの小菅優嬢が持てる力を120%発揮し、交響曲ではフィッシャーの統率のもとで名フィルが引き締まった筋肉質の演奏を私たちに届けてくれた。二曲共にそれなりの満足するでき、という状況はなかなか無い演奏である。ただし、聴衆によってはまるで評価しないかも(たとえばフィッシャー/名フィルの幻想を西崎専一氏が酷評しているように)しれない。それは「フィッシャーの音楽」をどのように評価するのか、という根本的な問題につながる。。。。。そんなことを思い浮かばせるくらい出来の良かったこの日の演奏であった。

さて1曲目、ピアノコンチェルト1番。
演奏前は頭の中・感情は「杞憂」で一杯であった。なぜ?という方は小生の過去エントリのこちらを参照して下さい。
ところが、ピアノが鳴り出してすぐにその杞憂が吹っ飛んだ。良い演奏になるオーラがほとばしっておりました。以後安心して曲に集中。

全体に的に良かったのだが、少々気になったところだけを書き記す。

曲のスタートから中程くらいまで、この人らで呼ばれていたトランペットのセカンド君が余りの緊張のためか音を外しまくり。小生は我が耳を疑ってしまいましたが、一フレーズ吹いてはしきりにクチビルを拭うその仕草から納得。「君が犯人か」
どうなることかと思ったが、中盤からは何とか持ち直す。まあ、満足する出来ではないけど。
2010年8月4日取り消し対応。詳細については追記部分参照)

おそらく第2ヴァイオリンかと思うのだが、強奏の部分になると弾き終わりになんだか異なる音を残す。小生の耳の異常なのだろうか。

あとティンパニ。この日の湿気状態のため天然皮のヘッドの調子が悪かったのか芯のない響きをしていたように感じた。

さて上記のことは些細な疵である。それをおぎなって余りある演奏の出来映えであったように思う。
この曲を貫いていたフィッシャーのスタイルは、いたずらに残響を残さぬように、音を音符の音価以上に残さぬように切り上げて推進していくと同時に響きの美しさを求めていくというスタイル。推進力、前へ前へと向かうベクトルがこの曲の真骨頂と定めての演奏であったか。

ソロイストの小菅嬢、小生はこの日の演奏から「才気煥発」というタイプではなく「努力努力の人」という印象をうけた。その彼女の「少々ごつごつした感じ」がこの曲の持つ「若さ」にマッチしていたように感じた。

「幸福なマリアージュ」

この日の演奏を表現する、もっとも良い言葉ではないだろうか。

欲をいうならば、もう少し左手が強かったら、そしてもう少し音量が大きかったら、なんて思う。
ピアノ単独で聴くと十分な音量であったのだが、このコンチェルトではオケが音をだいぶ抑えていた。交響曲の響きと比べると(人数も違うが)コンチェルトは相当小さかったのだ。
そのため、オケが今ひとつぼやけた表現になってしまった感もある。彼女の今後の課題であろう。

音量に不満こそあれ、緊張感のある音空間をオケと指揮者と作り上げていたのは見事。


二曲目、交響曲第1番。
フィッシャーらしくもない、と書くと語弊があるがテンポ的にはまるで普通の導入。しかし音に、響きに「キレ」があるのでそれにごまかされて「速く」感じる人もいるだろうな。響きは重厚に作られているが「ぬかるんで」はいない。またフィッシャーはスコア通りに全ての繰り返しを行うが、それでも「たるみ」を感じさせることなく音楽を作っていく。このあたりの技量は見事である。

最初に難癖付けを行ったので罪滅ぼし、というわけではないがこちらでは素晴らしかったことを指摘しておこう。
まずクラリネット。ボルショス氏と井上氏、ブラヴォ!いやあ音色といい歌心といいベストの演奏ではなかっただろうか。
ホルン。この日のトップは水無瀬氏。ブラヴォ。少々すげない演奏なのは相変わらずなのだが。
コンマス日比氏。ショスタコのあのメロメロな音程はどこへやら。なかなかの演奏でした。

そしてTF。そんなにテンポが速くなることもなく、まあ普通に(演奏の質はとても良かったのですよ)進んでいったのだが、終楽章はやりました。テンポにメリハリを付け曲を一気に盛り上げ、音楽の質も加速させたのである。
中間部から緩急のメリハリを激しく表現していき、最終部分では音価も短く切り上げてなおかつ一気に加速!この快感、とても「肉体的運動的な」快感なのだが、音楽が「頭だけ」の所有物ではないことを、それは音楽の根源を示すものでもある・・・・・・・



おおっと、なんだかハナシが大きくなりすぎてまとまらなくなってきましたので、またまた中途半端ではありますが、このあたりで筆を置きましょう。


てなわけで、この日の演奏は「できることならば、時間をさかのぼってもう一度聴きたい」という素晴らしいものでした。


追記

2010年8月3日に当方の誤認識につきましてn7ms さまから貴重なご指摘をいただきました。
当方の誤認識を明確にするため完全削除とせず、該当部分を取消線にて対応させていただくことといたしました。

正しくはどういう状況であったかにつきましては、下部投稿欄にございます「ご指摘感謝 n7ms さま 「Re: よく確かめてください」中のn7ms さまのご指摘部分(青色文字になっております)をご参照下さい。




なんだかフィッシャーのブラームスを聴く前に、無性に聴きたくなったベイヌム。

beinumu5.jpg

コンセルトヘボウでブラームス交響曲2番を聴く。

フィッシャーの音楽に似て無くもないような。それで聴きたくなったのかな?

さて名フィル行ってくるぞ。


最近音楽、とくにクラシックの話題を書くことが多いが、がさつな小生の本筋は「飲み食い」の話題(^。^)
そこで本日は原点回帰ということで。

近頃どういうわけかなぜか酒が集まってくる。お金はまったく素通りするのだが、お酒は集まってくる。どちらが嬉しいかというと、どっちも嬉しいのだが、片方がとんと素通りしていくのはまったく悲しいことである。


先日は愛知は「義侠」の純米大吟醸20BYのものを樽違いで二種いただいてしまった。一つは40%精米、もう一つは50%精米。
また先日は山名酒造の「袋吊り斗瓶取り」とあさ開きの「袋吊り斗瓶取り」が期せずして同じ週に我が家に来訪。
(片方は自分で買ったのだが 笑)さらに友人宅に預けてあった酒が戻ってくる、友人が退職記念に仕込んだとっておきの日本酒をいただく・・・・という具合。

さて義侠。同じ蔵元、同じ米、同じ水なのにこれだけニュアンスが違うものなのかと感動。40%精米は蜂蜜というかバターというかバニラというか、そんなニュアンスまで感じた。いろいろと感じるところ多い酒であった。50%精米は「米」のニュアンス。両方比べてしまうと50%精米の方が野暮ったさを感じるが、食中酒としてはこちらの方が良いのかも。

山名酒造のものは純米でこれだけきれいにクリアに作ることができてしかもこんなに美味いのかと絶句する味わい。もう倒れそうである。あさ開ももの凄く美味いのだが、山名酒造のものと比べてしまうととやや曇りを感じる。しかしこれら二つの酒、100m競走で片や9秒80、片や9秒79でどちらが速い?なんてレベルのような酒。

ワインでは「バホンディージョ」。。これがムチャクチャ美味いのだ。先日飲み会に持参したら大絶賛。本当に美味い。美味いのに高くない。こんな酒は滅多にない。
興味がある方は「和泉屋 バホンディージョ ワイン」で自分で検索して買ってくださいな。
今月いっぱいは「1本買うと1本おまけについて来る」というなんだか一回読んだだけでは「はあ?」とうムチャクチャなキャンペーンやってます。でも本当に美味いのです、これ。
小生は嫁さんを先ほど説得して追加で6本買うこと、ただし小生の小遣いで買うのですが、が決定。これで12本やってくる。

つまみ。これぞ我田引水の極地なのですが、「塩田ミチル」さんのレシピで作成した「レバーペースト」、さらには「平野由希子」さんのレシピの「鶏ごぼう」が絶品。もう酒がすすむったら・・・・というわけで、家で飲んだくれておる次第です。

最近は「自家製パンチェッタ」なんかも大量に仕込んでおります。こちらはできあがりが楽しみで楽しみで・・・・

来る23日のための予習、ということでブラームスピアノコンチェルト1番、ルドルフ・ゼルキン&ジョージ・セル/クリーヴランド管を通勤途中の車中で聴く。幸いにして雨天なので車で通勤、というわけです。我ながら古いなあ・・・と思いながらも、ブラームスのピアノコンチェルトはこれしか持ってないのでね。

zerukin.jpgzerukkin2.jpg



昔々、もう20年以上も前だと思うのですが、小生の記憶が正しければ(実はそこが一番のくせ者なのですが)秋山和慶がヴァンクーヴァー響を率いて日本公演を行ったときにジョン・キムラ・パーカーをソロイストに迎えてこのコンチェルトをやったはず。で、その公演がNHK教育で放送されていたのですよ。
小生がまだまだ学生だった頃でして、偶然それを視聴して曲の持つパワーと演奏のすばらしさと凄さにぶったまげてしまいましたのです。その頃ブラームスなんて聴きもしなくまるで好きじゃなかった小生なのですが。いやあコンチェルトの最後の部分は聴いていて涙が出たくらい。その時分はまだ涙もろくなかったのですが、泣けるくらいの演奏でした。

さてさてその時分超ウルトラ貧乏だった小生、気に入ったなんて思ってもレコードやCDなんか買う金はまるでありません。で、機会あって名古屋鶴舞の名古屋市立中央図書館に立ち寄った際に、当時あの図書館は所蔵音源を聴かせてくれたのですね、今はどうかわかりませんが。所蔵音源を指定して受け取り、その場で図書館内の再生装置で聴くわけなのですが、そこでこのゼルキン/クリーヴランド管のブラームスのピアノコンチェルトを借りて聴き、それ以来すっかりこの演奏とこの曲がお気に入りとなったった次第なのです。(ブラームスしか入ってなかったはずなのでたぶんLPだったと思うのですが・・・いかんですね記憶が曖昧で)その後就職してから余裕ができたときに即座にこの音源を買ったという思い出の一枚。

でも、まあ今聴くと、当然ながら古色蒼然たるといってもいい演奏と録音ですが、がが~~んと聳え立つ金字塔のような演奏。オケは「古色蒼然」と小生は感じますが、セルによって鍛え抜かれた、まるでセルの楽器のようなクリーヴランド。もうがっちりした、やっぱり古色蒼然とした、現在のオケでは聴くことのできない音なんだよね、良い意味での。そしてゼルキンの無骨なまでも剛毅な、と思うとリリシズム溢れる(けっして軽くふわふわ浮くことのない)ピアノ。飽きが来ない演奏ですね、これは。

今度の名フィルが迎えるソロイストの小菅さん。数年前にNHKで放映されていた「スーパーピアノレッスン」の生徒で出演していて、その時の小生の記憶は「何だかなあ・・・」といったものだったんですよね。その時の講師のアンドラーシュ・シフがサジェストしたことを彼女はなかなかできなくて、小生ううむ・・・なんて感じたを思い出すのです。その時のレッスン曲はベートーヴェンの「皇帝」。アンドラーシュ・シフと小菅優が天と地ほどに違うこと同時に彼女にはこういう力強い表現が必要な曲は向かないな、なんてもしみじみ感じちゃったりしたのです。

そんな個人的な古傷を抱えて臨む今度の名フィル/フィッシャーのブラームスチクルスなのですが、小生のトラウマをすっかり払拭してくれると嬉しいなあ、小菅さん。

くどいですが何度聞いてもゼルキンのピアノは聴く価値があり、と小生は思うですがいかがなものでしょうか。

どうでもいいですけどこの曲を初めて聴いた、つまりテレビで視聴した頃ですね、アンサンブルタッシでとんがったことをやっていた息子のピーター・ゼルキン。小生も古典なんか聴きもしないでそんな音ばっかり聴いていたのですが、彼がいろんな意味で、まるで親父さんとそっくりになるとは、そして小生がブラームスやベートーヴェンを聴いて呻吟することになろうとは、あの頃は想像もしませんでしたね・・・


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