2009 / 12
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こんにちは!FC2ブログトラックバックテーマ担当加瀬です。 今日のテーマは、「ベスト・オブ・ミュージック2009!」です。 2010年まであと数日…。皆さんにとって色んな事があった一年だったと思います。2000年が到来した時からもう10年も経つのかと思うと、時が経つのは本当に早いと思わざるを得ないですねそれでも音楽は、いくら時が経っても、皆さんの心に色あせず残り続けます!皆さんは、今年聞いた音楽で...
FC2 トラックバックテーマ:「ベスト・オブ・ミュージック2009!」



さて今日は大晦日。2009年も今日で終わる。
であるので小生の2009年の音楽を振り返ってみようと思ったら、
なんとFC2ブログで同じテーマを設定しているではないの。
そんなわけで2009年最後のブログはFC2ブログに乗っかってしまいます。

小生にとっての今年のベストコンサートはフィッシャー/名フィルのベートーヴェン第九(2009/12/19)もしくは
同じくフィッシャー/名フィルのベートーヴェン5番(2009/09/13)かなあ。
このコンサートはどちらも、小生の魂の奥底にある「何か」を小生自身の意志や理性を突き抜けて揺さぶったもの。

5番も9番も終演後涙が溢れてきて止まりませんでした、ってこうことは感動すると普通なのですが
この二つのコンサートでは少々違っておりました。

普通感動で涙が溢れるなんて時には、
頭の中が「凄く感動した、凄かったよぉ」と感動エキスで充満して理性はどっかに行ってしまって
それで感情のスイッチが入って涙が止めどもなく流れる、と思うのですが、この二つの演奏は違ったんですよね。

例えば第九の時。そりゃ演奏終了後はある種の「痺れ」にも似た感覚を覚えるくらい感動。
でもその時点では少々涙腺がゆるんだくらい。
ところが終演後しばらくして客席やロビーで友人達と冷静に演奏評などを、普通に話しているといつの間にか涙。
しかも止めどもなく流れ落ちる・・・
客席で話しているときなどは嫁さんに「涙、涙」と指摘されて初めて気づく。

びっくりしました。

五番の演奏評の時に
「感動で泣けるっていうのは、こんなに深いところで
自分自身がコントロールできる理性とはぜんぜん別の回路から流れでる」と書きましたが、まさにそのとおり。
この体験、シカゴ響とかウィーンフィルとかのメジャーどこではなく、演奏が全然完璧でない名フィルでしてしまったのだからホント「びっくり」。
ベートーヴェンの凄さとそれを浮き彫りにしたフィッシャーの解釈と、さらに名フィルの健闘の賜なのでしょうね。


さて第九。
上述のフィッシャー/名フィルの演奏を聴いてからというもの、
著名な録音をいくら聴いても不満を感じるようになってしまいました。
あのときのライブの感動、あの推進力、あの爽快感。。。。。。
あんな演奏はやはり空前絶後出会えないのか・・・・・

灯台下暗し。

ありました。小生自身の第九の演奏評にもしっかりと書いてありました。

ガーディナーです。

そうだ、ウィーンで聴いたときも、そういえばこんな演奏だった、と思い出しました。
あのときはまだまだ「ひよっこ」だったので「速さ」ばかりに圧倒されて本質に気づかず。
ところが先日ガーディナー/ Orchestre Revolutionnaire et Romantiqu盤を引っ張り出して聴いてみたら・・・
うぉフィッシャーだ。あのときの名フィルの音だ。あのときの推進力だ。あのときの。。。。と思うと同時に
ガーディナー/ウィーン交響楽団の時もそういえば名フィルのようなサウンドをしていたぞ、あんな音空間だったぞ、なんてまざまざと蘇ってきたのです。

ウィーンでのガーディナー体験から17年。
フィッシャー/名フィルのおかげであの時の演奏の凄さをようやく認識することができました。
17年たって、もう50歳に近くなって、
ようやくベートーヴェンの凄さの端っこくらいを感じることができるようになりました。

そんなことまで感じさせてくれたフィッシャー/名フィルのベートーヴェン第九。
と、すると五番も良かったけれど、こっちがベストコンサートかな。

件のガーディナー「Beethoven: The 9 Symphonies」ボックスセットです。小生はこれを所有しています。
詳細は画像をクリックするとHMVへとびますのでそちらで。
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ガーディナーの第九、単品だとこちら。単品も出たんだな・・・
こちらも詳細は画像をクリックするとHMVへとびますのでそちらで。。
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昨日12月19日。行ってきました名フィル第九。
18日・19日の名フィル第九は以下の布陣で演奏されました。

[指揮]ティエリー・フィッシャー

[合唱]愛知県合唱連盟

[ソプラノ]大隅智佳子 [アルト]小川明子 [テノール]望月哲也 [バリトン]与那城敬


聴取の感想を以下に書きます。
毎度毎度フィッシャー指揮の時は賛辞となることが多いのですが、今回も賛辞です。あらかじめ申しておきます。


今回の第九、小生の第九体験の中でも最高のものの一つとなりました。
翻訳的なまだるっこしい書き方をしてますが、
今回の第九と並ぶのが1992年12月31日ウィーンコンツェルトハウスで聴いたウィーン交響楽団の第九。指揮はジョン・エリオット・ガーディナーでした。
この時の演奏も良かったですが今回の演奏はそれに負けずに良かった。

「もう何回も私ら第九やってんのよ、もう飽きちゃってるの演奏家としては、目つぶったてやれるわさ、 どんな指揮者がやったってどうせおんなじでしょ」的な手垢にまみれきった第九とまったく異なり、純粋な音楽としての第九を聴くことができました。

昨日の第九を聴いて「神々しい」という印象を受けました。
名フィルの演奏が、とかフィッシャーの解釈が、とかではなく
「ベートーヴェンの交響曲第9番」という音楽そのものに神々しさを感じました。
昨日聴いた演奏は曲の深淵に導いてくれるものだったのではないでしょうか。


我らが常任フィッシャーの音楽の造形は、やはり彼独特の「見通しの良い・透徹した」まるで人体解剖図のような演奏でした。
加えて昨日聴いて特に感じたのは休符をしっかりと「鳴らす」ために、音価を正確にコントロールしているということでした。
たとえばこんな休符です。
kyuuhu.jpg
これは冒頭部分のスコアです。

各パート・各セクションが固まりとして正確な音程で演奏され(時々ポカはありますが)
音の処理が統一されバランスも統率され、その結果として「見通しの良い・透徹した」演奏となる。
昨日の演奏でそれを再認識した次第です。
驚いたのは録音でもこんな音聞こえないぞという音を随所に聴いたことでした。
小生、3階1列目の真ん真ん中で聴いておりましたので席の特性もあるかもしれません。
が聞こえない音がばんばん聞こえてくることに正直驚いてしまいました。

3楽章が素晴らしかった。
耽美的になりすぎず、おぼれすぎず。小生には昨日くらいの速度設定がベスト。
この楽章の白眉は4番Hrの安土さん。
昨年も素晴らしかったですが今年も快演。ブラヴォ!

さて昨日の演奏の白眉はなんといっても合唱団でしょう。
昨年も円光寺指揮で聴きましたが、
昨年は「ごく普通の日本平均レベル」の「ぶよぶよ」した第九を歌っておりましたが、今年はフィッシャーの解釈にしっかりとついてきておりました。
シャープな、贅肉をそぎ落としたような筋肉質の合唱。ブラヴォでした。
ただドイツ語の子音の美しさが表現しきれないのは・・・しょうがないのでしょうね。

ソロイスト達もまた素晴らしかった。
冒頭のバリトンから始まって最後の四重唱まで圧巻でした。
第九にバリトンは音域的には苦しいんじゃないかと思ってしまうことがほとんどなのですが
この日は音程もそう気にならず。音量も優れていて秀逸な演奏でした。
テナーもアルトも秀逸。
また昨年とは大違いでソプラノが素晴らしかったことも特筆しておきましょう。

そしてそして最後の仕掛け。まさしくフィッシャー節
piano.jpg
この2小節をピアノに落として演奏効果を高めるとは。      やられましたね。

昨年の演奏を聴き、二度と名フィルの生第九なんて聴くものか!なんて決意していたのですが
(昨年の該当記事、日和って軟弱な記事になってますが、当初はそんなことを書いていたのです・・・)
決意を翻して本当に良かった。

でも来年は・・・どうしようかなあ・・・・







今週テレビにてプレートルのパリオペラ座の初来日公演、
日本音楽コンクールトランペット部門の本選、N響の定期などをテレビで鑑賞する。

プレートルあれは歌舞伎だななんて思いながら聴く。
音楽の作り「いかにも」の様式美だし、
あのプレートルの表情も、まさに「見得」をきっているようで見事。
あ、彼の音楽そのものが「見得」をきってるようなものか、いい意味でも悪い意味でも。
ああいう音楽、小生は嫌いではない。ニソニソしながら聴いてしまった。
オペラ座オケの面々も慣れたもの・・・だろうと思うのだが、
棒を必死に見ている姿を見ると存外そうではないのも。
しかしかれこれ20年ほども前の演奏。

日本音コンのトランペット。小生の地元愛知の稲垣路子さんが1位。
そんなわけで録画して鑑賞。
「すーっ」と音を出してるなあ、出場者の中ではフレーズや音楽の流れに一日の長があるなあと感じた。
1楽章のカデンツァは小生にとってはイマイチ。
3楽章まで聴いて、彼女にたりないのは瞬間的なパワー・音の加速度かな?なんても思う。
とても有能な二番吹きになれるタイプと小生は判断。名フィルに入団しないかなあ。
それこそ「ペトルーシュカ」のラッパソロを上手にこなせるようなタイプだなあ。

N響はネルロ・サンティの田園を終楽章だけ少し聴く。

ベートーヴェンといえば今日・明日と名フィルは第九をやっている。
小生は明日行く予定。フィッシャーの第九、とっても楽しみである。

名フィルといえば、先日の定期を聴いて
「タッチの軽さとテクスチュアの明瞭さが優れた特徴」とはこんな演奏なんだろうな、なんて
時間がたってから感じるようになってきた。
マエストロ・フィッシャー、ペトルーシュカのようなスコアをゴチャゴチャと鳴らしたくはないんだろうな。
だから強奏でもあんなすっきりしたサウンドになる。

ベートーヴェンの第九がどれほど見通しの良い、透徹したサウンドになっているか。
それが楽しみ。

本日12月12日土曜日。行ってきました名フィル定期。
今日の演目は以下の通り。


「燃える炭火に照らされた夕べ」

ボルン:カルメン幻想曲*
ドビュッシー[カプレ編]:組曲『子供の領分』より「雪は踊っている」
ドビュッシー/ホリガー:アルドゥル・ノワール(黒い熱)
-ドビュッシーの「燃える炭火に照らされた夕べ」による〈日本初演〉
ジャレル:フルート協奏曲『…静寂の時…』*〈日本初演〉
ストラヴィンスキー:バレエ『ペトルーシュカ』[1911年版]**

フルート:エマニュエル・パユ*
ピアノ:碇山典子**
指揮:ティエリー・フィッシャー



疵はちらほら・・・しかしそれ凌駕する抜群な演奏
というのがこの日の小生の印象。


まずは1曲目カルメン幻想曲でパユの圧倒的な技巧に度肝を抜かれる、舌を巻く、圧倒される。
パユの演奏を聴きながら「思わず笑っちゃう」くらいに凄いテクニック。参りました。
パユさん、昨年のジャック・ズーン氏と比較すると

ズーン氏:フルートってこんなに豊潤な音が、太い、豊かな音がするモノなのか、と刮目。その音色でイベールを完璧に吹き上げた。地中海の風情をまといながら(浜松にて聴く)

パユ氏:フルートという楽器において想像できる中の最上限の音色。華麗できらびやか。でも「軽く」はない。

そんなパユ氏、いやあ凄かった。
パユ氏だけじゃなく、オケもひきしまった非常によい演奏。
ところが!しこの曲目の中ほどで、しかもちょうどpの箇所で、なんと携帯の着信音が鳴り渡ったのです。
やられました。。。。

まあ、しかし。そんな不快感を忘れさせてくれるほどの好演でした。救われました。

さてこの曲中にあれっと思ったのが一ヶ所。
ティンパニのピッチ。オケと合わない部分があり、あれっ?・・・と感じたのですが、
次に同じ音を叩いた際にはは修正されてました。その辺はプロですね、やはり。


2曲目・3曲目。
中継ぎ感・一息感がありました。なにせパユの後です。
でも「雪は踊っている」はあの空気感が漂ってましたし
「アルドゥル・ノワール」、先週の日曜?先々週の日曜かだったかな?偶然NHK-FMでこの原曲を聴きました。
そのときは、こんな短い曲をどう編曲してあるんだろうなんておもっておりました。
そしたら前半部分はピアノ曲のの雰囲気を再現しておりましたが後半は全くホリガーの世界。
興味深い編曲でした。おもしろかった。


4曲目「フルート協奏曲『…静寂の時…』」
音が全く存在しない空間よりも、音が存在した空間の方がより静寂感を感じさせてくれる。
この曲を聴きながらそんなことを感じていました。
と、いうことは作曲者の意図にずばりはまってしまったのでしょう。
パユの超絶技巧、オーケストレーションの妙、あの心臓の鼓動のようなパーカッションの刻み・・・
すっかりはまってしまいました。
で、ついついCD買ってしまいました。いや実は事前にHMVでCD買って予習しておこうと思ったんですよ、この曲。
でも間に合わなそうだったんで、あきらめたんです。
ですが聴いたら小生のツボにはまったんっで、この日買っちゃいました。
・・・せっかくCD買ったんでこの日のパンフにパユのサインをしてもらっちゃいました。。。ミーハーな小生です。
091212_230455.jpg


メインのペトルーシュカ。
疵はあったんです。
たとえばトランペットのソロ。
トップの澤田さん、この日は調子良さげだったんでイケるかなと思っていたら
調子よすぎで滑っちゃいました。で最初滑ったら、あと2回やりました。
う~~ん抑えが効かないのかなあ。
まだ若いなあ。。。。って感じ。しかし攻撃的に攻めての結果、ですね今回は。
以前の定期のペトルーシュカでは完全に守りに入っての失敗でしたので一歩前進、ですか。
しかしまだまだ引退した畑田氏の技には届きませんね。よりいっそうの精進を。
他にも、たとえばホルンの水無瀬君一ヶ所、Trbの田中氏一ヶ所などなど。Tubの亀さんも上がりきれなかったか・・・

疵は確かにある。しかしそれを補って余りある演奏の出来。凄かった。
冒頭部分、オケ全体がtuttiとなるところはまさにフィッシャーならではのサウンド。
オケ全部が鳴っているのにすっきりとしていて見通しがよい。
どのパート、どのセクションもしっかりときこえる。
まるで人体透過図をみているような・・・そうブーレーズ、まるでブーレーズを彷彿とさせる演奏。
(だいぶほめすぎですが・・・)
この演奏はフィッシャーならでは。そう感じさせるものでした。

本日満足なり。






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