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昨日東京地検特捜部は小沢問題について一つの結論を発表。
「司法記者クラブ」メンバーに限定して記者会見し、テレビカメラなど映像での収録は拒否したそうだ。

ううむ。

東京地検は公務員ではないのか?記者会見公開の義務はないのか?
国民に広く知らししめるために、映像での報道はしなくてもいいのか?
国民には「記者のバイアス」のかかった文章のみで良いと思っているのか。
「司法記者クラブ」限定だと、発表する記事をコントロールできるから映像を許可しないのか?
誰のための組織なんだ?


等々いろいろと疑問はあるのだが、
小生の検察リーク問題を考える、検察という組織そのものを考えるという
政治経済関連のブログは記事は今日で一段落つけようと思う。

神保哲生氏のtwitter(http://twitter.com/tjimbo)から呟きを引用し、まとめとしたい。

tjimbo 小沢金脈を取材してきた横田一さんなどから小沢事務所のカネの話はいろいろ聞いているし記事にもなってる。
だから個々人がそういう小沢さんが嫌いだとか投票しないぞというのは全然OK。
でも政府の公訴権や裁判権の濫用とはまったく別次元の話。ぼくにとって今回はただそれだけです。




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やっぱりマスメディアでは報道されないであろう、こんな事件。
蟷螂の斧だとは思いますが、小生のブログでもアップさせていただきたいと。

事件の概要はこんな顛末。
ジャーナリストの岩上安身のTwitter(http://twitter.com/iwakamiyasumi)から。

重要! 検察から、週刊朝日編集部に、出頭要請が
あったのは、事実だった!、情報が二転三転して申し訳ない。以下が真相。今日の午前中、検察から週刊朝日に対して、文書が届き、すぐに来てくれ、捜査妨害だ、話を聞きたいと。明白な出頭要請が。

重要!2 この出頭要請情報は、たちまち外部にも
流れたが、これに対して、検察は記者クラブを通じて、朝日新聞本社に圧力。なんと朝日新聞本社は、この圧力に屈して、週刊朝日編集部トップに対し、抗議文が来たことだけにして、出頭要請は伏せろと指示

重要!3 本社の圧力に対して、週刊朝日編集部
トップは抵抗したが、本社側の強い圧力に押し切られた。編集部の平部員や、外部に対しては、出頭要請はなかった、抗議文だけだったということにして、山口編集長は、明日、出頭することになるという。

要!4、検察の異常な強権発動、それに唯々諾々と従う記者クラブ、権力に屈して、身内を売り、出頭がなかったことに偽装を強要する朝日新聞社、それらすべてに、断固として、抗議する!


有田芳生氏は同じくtwitter(http://twitter.com/aritayoshifu)でこのように総括している。

まとめ。「週刊朝日」山口編集長に東京地検から「捜査妨害」と出頭要請。山口さんは出張中ゆえに無理と答えると次席検事は絶句。それがツイッターで流布。慌てた地検は要請がなかったと記者クラブを利用。朝日新聞社内も対応。抗議はあったが出頭要請なしで対外的対応。その情報があちこちに流れる。


下線部はぜろすのうです。

この部分、脱力、ですね。いやはや。未来はないですよ、まったく。


どこからみても開発○○国・発展○○国の独裁政権でよくあるお話。
我が国の場合は権力のあり方が少々複雑でフォーカスが絞りにくいので何が独裁だかごまかされておりますが。
民主主義?自由主義?報道の自由や独立?なんだこりゃって感じ。
そんなことを標榜してないだけ、もしかしたら某国のほうがましかもね、すっきりしてて。

・・・・・た。は。は。

以下に検察が今回問題とした記事を転載しよう・・・と考えましたが、
小生にできる週刊朝日への応援は「この号を完売」させることのみ。
気になられた方は是非購入して下さい。

来週、新しい号が発売された後に引用記事を転載しようと思います。
(ただ今日の記事の空白部分をじっと見つめていると、何かが・・・ 笑)

追記:今日2月4日付の有田芳生氏のブログ(http://saeaki.blog.ocn.ne.jp/arita/)にはこんな記載がありました。

東京地検が「週刊朝日」編集長に出頭要請

 2月3日(水)「週刊朝日」の山口一臣編集長が「捜査妨害だ」と東京地検に出頭を要請された。
その事実をツイッターで流したところ、地検は要請がなかったように糊塗すべく、記者クラブなどを利用。
何が「捜査妨害」かといえば、石川知裕議員の女性秘書を保育園への連絡もさせずに10時間も事情聴取したのが民野健治という検事だったと明記したことだという。
朝日新聞社内でも「抗議はあったが、出頭要請はない」との線で対応、事実を隠蔽しようとの動きがあった。

麻布台のラジオ日本へ。宮前ユキさんの「ミッドナイト•カーボーイ」の収録。オウム事件、テレサ•テン、参議院の繰り上げ当選を断り、今年の参議院選挙に出ること、ちあきなおみさんのことなどを語る。好きな曲を2曲持ってくるように言われたので、都はるみさんの「散華」、坂本冬美さんの「また君に恋してる」を選んだ。放送は2月22日夜中の12時半から。お茶の水でハロー通訳アカデミーの植山源一郎学院長から話を聞く。粉雪舞うなかを神保町まで歩き「萱」。


ますます脱力・・・・




引用記事:週刊朝日2月12日号
検察暴走! 子ども”人質“に女性秘書「恫喝」10時間


小沢一郎VS検察の戦いが佳境に入っている。


検察は捜査対象を広げ、小沢後援会、接触した建設会社、秘書、元秘書などしらみつぶしにあたっている。


衆議院議員で小沢の元秘書の石川知裕の捜査・逮捕もその流れの中にある。


その石川の拘留期限は2月4日に切れる。そのため、検察は別件だろうがなんだろうが、石川を留め、捜査の継続を画策しているという。


「もうめちゃくちゃですよ。何でもいいから見つけて来い、そんな感じです。上層部は相当焦っている。現場から不信の声も上がっています」(検察「関係者」)


検察が小沢を追い詰めているという新聞・テレビの報道とは随分と違う。さらに検察「関係者」の話を聞いてみよう。


「週刊朝日の記事に対しては本気で怒っています。懇談なんかでも「上杉のヤロウ、調子の乗りやがって、目にもの見せてやる」と半ば公然と話しているくらいですから。その報復が女性秘書に向かったんですよ」


先週号で筆者は、石川が事情聴取の際に、検察から子育て中の若い女性秘書をネタに恫喝を受けていた事実を書いた。http://bit.ly/bjZYXD


その号が発売された日、今度はその女性秘書が「事情聴取」に呼ばれたという。翌日の鈴木宗男衆院議員のブログ
「ムネオ日記」にそれに該当すると思われる記述がある。

「さらに昨日は、石川事務所の女性秘書を午後1時から10時半まで事情聴取している。小さな子供がいるから早く帰してやってくれ、と言っても、検察は帰さなかった。まさに拷問的取り調べだ、と、弁護士は怒っていた」

弁護士も指摘する通り、それは事情聴取とは言い難い卑劣極まるものだった。


「保育園に子供が残っています。お迎えだけは行かせてください。その後、また戻ってきます。せめて電話だけでも
入れさせてください。」

感情を抑えられずとりみだす母親、その前に座る男はこう言い放つ。


「何言っちゃってんの。そんなに人生、甘くないでしょ」



もとより、小沢事務所の政治資金規正法違反の捜査で、なぜ石川事務所の秘書を聴取する必要があるのか?


石川の秘書時代の仕事を他の事務所から3年ほど前に移ってきたばかりの新しい秘書が知る由もない。

あまりに無謀な検察の捜査。新聞・テレビが一切報じない、その一部始終を「関係者」の証言を基に再現しよう。



1月26日(火)の昼ごろ、石川事務所に「タミノ」と名乗る男から電話があった。女性秘書に検察庁に来てほしいという。

女性秘書が「今日も押収品の返却ですか?」と確認すると、タミノは「そうです、あと、ちょっと確認したいことがあるので」と返した。

よく聞き取れなかったので、もう一度確認すると、「返却です」と答えた。


女性秘書は、1月15日の石川逮捕以来2度(22日、25日)検察庁から呼び出しを受け「押収品」の返却に応じている。

今回も同様の案件だと信じた女性秘書は、ランチバッグ一つで検察庁に向かった。


霞が関から議員会館のある永田町からは一駅である。前日と同じように、コートも着ずに薄着で出かけた。ランチバッグの中には千円札と小銭、ティッシュとハンカチ、携帯電話だけである。


検察庁に着くと前回までとは違う部屋に案内される。するとそこには民野健治という検事が待っており、いきなりこういい始めたのだ。


「被疑者として呼んだ。あなたには黙秘権があるので行使することができる。それから~」


事情を把握できずパニックになった女性秘書が、ほかの秘書か弁護士に連絡したい旨を告げると、民野健治はそれを無視して、逆に、携帯電話の電源を切るように命じ、目の前でスイッチをオフにさせたのだ。


それが昼の1時45分。だまし討ちの「監禁」はこうして始まった。

任意の事情聴取は、文字通り「任意」である。

よって、被疑者であろうが、参考人であろうが、当事者の同意が必要なのは言うまでもない。

仮に、拒否しても、その場を立ち去っても問題はない。拒否も国民の当然の権利である。


ところが今回「聴取」というだまし討ち監禁は、そうした意向を問うこともなくスタートしている。


民野検事は、女性秘書に小沢と石川が共謀していたことを認めるよう迫り続けた。だが、彼女がそんなことを知る由もない。


女性秘書は石川が小沢の秘書をやっているときは、別の民主党議員事務所に勤めていたのだ。


しかも、当時は与野党に分かれており、自由党の石川秘書についてはその存在すら知らなかった。

そんな彼女が、小沢事務所の会計事務のことを知るすべはない。

その旨を正確に述べると、検事は次のような言葉を並べるのだった。

「いいんだよ、何でもいいから認めればいいんだよ」「早く帰りたいなら、早く認めて楽になれよ」


「何で自分を守ろうとしないの。石川をかばってどうするの」


こうした言葉をさんざん浴びせられたが、知りようもない事柄を語れるはずもない。

そこで黙っていると民野検事はこう言い放った。


「あんた、何も言わないのは愚の骨頂だよ」


取り調べ室では時刻もわからない。もうずいぶん時間も経過したのだろう。


ふと見るとそれまでブラインドから差し込んでいた外の光が暗くなっている。


3歳と5歳の子供が待っている保育園に迎えに行かなければならない。


夫でも誰でもいいから迎えに行かなければ、幼い子供たちも心配するだろう。


取り調べ可視化 これじゃ無理だ。


女性秘書は検事に対して、繰り返しお迎えの許可だけを懇願する。


一時的でもいい、必ず戻ってくる。せめて電話を入れさせてほしいと哀願し続けたのだ。

そして、母親の子供を思う気持ちが昂ったその時、検事の発した言葉が、先の「何言っちゃってんの?そんなに人生、
甘くないでしょ?」という台詞だったのだ。


その言葉を聞いて、母親はパニック状態に陥った。手が震え出し、自然に涙がこぼれてくる。ついには呼吸が荒くなり、過呼吸状態に陥った。


飲み物を所望する。ご希望をどうぞ、と言われたので、「お茶をください」と言った。すると民野検事は事務官を呼び、庁内にあるローソンに買いに行かせた。事務官が戻ってきてお茶を出すと同時に検事はこういったのだ。

「120円、払ってください」

一方、昼間に出かけた女性秘書の帰りがあまりに遅いため、石川事務所のスタッフたちもさすがに心配になってきた。
ちょうどそのころ、検察庁から一本の電話が入った。


「○○さん(女性秘書の名前)からの伝言です。今日は用事があるので事務所には帰らないとのことです」と、男の声で名前も名乗らず、それだけ言うと一方的に切れたという。


日が暮れて数時間がたつ。子供の迎えの時刻が迫ってからは「せめて主人に電話をさせてほしい」「ダメだ」というやり取りの繰り返しになる。


あの小沢一郎の事情聴取ですら、準備に準備を重ねて弁護士を連れ、自らのホテルの部屋という条件で行われたのだ。しかも4時間半である。

一方、女性秘書の「監禁」時間はすでにこの時点で5時間を超えている。

だんだん思考能力も低下してきた、と、のちに弁護士にも語っている

この母親が何百回、同じ「哀願」を繰り返したころだろう。

ようやく検事が「じゃあ、旦那にだけは電話していい」と認めた。


検事の目の前で携帯のスイッチをオンにし、画面に夫の電話番号を表示し、それを見せながら発信ボタンを押した。
子供の迎えだけを頼んだ。それから次に弁護士への通話をお願いし、しばらくして同じように許可された。


弁護士が健治と「聴取」の中断を交渉し、午後10時45分、事務所を出てから約10時間ぶりに女性秘書は「監禁」から開放されたのだった。

結局、「押収品」は一つも返してもらえなかった。

つまり、東京地検特捜部は、最初からこの若い母親をだまして「監禁」することが目的だったのだ!

2008年に最高検が出した「検察における取り調べ適正確保方策に関する諸通達では、長時間の取り調べ、休憩なしの聴取などを禁じている。

今回の「監禁」はこれに明白に違反している。

 
しかし、最も卑劣なのはこうした人権侵害を知っていて、1文字も、1秒も報じない新聞・テレビの記者クラブメディアだ。


とにかく検察などの国家権力があらゆる手段をもってしても自己目的を達成しようとすることは、人類共通の歴史だ。
 

ところが、普通の民主主義国家では、そうした捜査当局の暴走に歯止めをかけるためのジャーナリズムが存在する。


ただし、日本ではそれがない。



むしろ逆に、検察の暴走を、つまらない自らの立場を守るために、見て見ぬふりをしているのが現状だ。

それは、何も知らないよりずっと性質が悪い。

先週号でもふれたとおり、石川事務所での一連の「違法」強制捜査は記者クラブメディアの記者たちの目の前で行われたのだ。

さらに、懇談で女性秘書への事情聴取があったことも話題に上がっている。

検察の捜査が卑劣だとしたら、それを知っていて書かず、無言で協力してきた新聞・テレビの記者たちこそ卑怯だと言わざるを得ないのではないか?





引用終了。

昨日に引き続いて検察が行っていることについての紹介記事を。
引用するのは、これもまた昨日に引き続いて鈴木宗男氏のムネオ日記。時系列的には昨日紹介した日記の前日のモノとなる。

ムネオ日記からの紹介だが、メインとなる部分は鈴木氏が佐藤優氏の文章の紹介部分である。

鈴木宗男氏に佐藤優氏
現在日本で検察問題を語らせたら、ある意味最強の二人である。


ムネオ日記(http://www.muneo.gr.jp/html/page001.html)から

2010年1月26日(火)     鈴 木 宗 男

 大宅壮一賞作家の佐藤優さんが、様々な分野で健筆をふるっている。私の所にもFAXを入れてくれる。
 その中に検察と石川代議士のやり取りについて書かれていたので一部、読者の皆さんに紹介したい。

● 月刊『創』3月号「ナショナリズムという病理・石川知裕衆議院議員の逮捕 取り調べの可視化を急げ」

 〈翌14日の取り調べについての話は、15日に聞いた。「熾烈だった」と石川氏は言っていた。午後1時半に銀座某所で検察側と待ち合わせ、そこから検察側が用意した車に乗せられ、検察庁で取り調べを受けた。

取り調べでは、「僕を小沢先生から切り離そうとして、さまざまな揺さぶりをかけてきた」と石川氏は述べた。検察官は、「君は小沢先生に忠誠を誓っているが、小沢先生の方はどうかな。小沢側は君を切っているぞ。君は小沢事務所では冷や飯を食わされていたんだね。人生をやり直した方がいいよ。政治家をやめるんだ」とまで言ったそうだ。

取り調べは午後2時前から10時頃まで行われたという。以下、取り調べに関する石川氏と筆者のやりとりの一部を再現する。

石川「佐藤さん、頭が朦朧として、時間の感覚もなくなってしまいました。もう政治家をやめてもいいと口走ってしまいました」(泣きながらの発言)

佐藤「国会議員に当選するのもたいへんなんだよ。あなたは、十勝(北海道11区)の有権者の代表として国会に送り出されたんだ。その責任があるよ。検察官が国会議員をやめさせることはできない。これは民主主義の根本原理だよ」
 
石川「理屈ではわかっているんです。しかし、取調室のあの空間では、検事に引きずられてしまうんですよ」
 
佐藤「わかるよ。僕自身、特捜に逮捕され、取り調べ受けた経験があるからよくわかる。検察官は悪い奴らじゃない」
 
石川「そうなんです。怒鳴られた後、やさしい言葉をかけられると、この人はいい人だと思ってしまうんです」
 
佐藤「取調室の中は、人間と人間の真剣勝負の場だ。検察官は彼らの立場から、石川さんの将来を真面目に考えている。特に担当の検察官は、検察庁の内部では、石川さんの罪の負担が軽くなるように、あなたを守るべく本気で頑張っている。しかし、それはあなたを釜ゆで、ノコギリ引きにはしないで、絞首刑で楽にさせてあげるということが大前提なんだよ。政治家としての石川知裕を『殺す』ことが検察官の仕事なんだ」
 
石川「わかっています」
 
佐藤「検察官に引きずられて、自分がやっていないことを認めたらダメだよ。その後、一生後悔することになる」
 
石川「わかっています。わかっています。しかし、優さんはわかっているでしょう。あの取調室にいくとどういうふうになるか。××検事に引きずられちゃうんですよ。でも、僕は小沢先生を裏切ることはできません」(再び泣く)
 
佐藤「どんな状況になっても自分がやっていないことを認めたらダメだよ。一生後悔することになる」
 
特捜事件では、物証よりも供述が中心となる。どのような取り調べの結果、調書が作成されるかについてを録画、録音する可視化を急ぐべきだ。
 
被疑者が娑婆にいるうちは、事実に基づいた反論が可能だ。しかし、特捜によって逮捕、勾留された被疑者は、通常、接見等禁止措置(接禁)が付される。接禁になると弁護人以外とは、家族を含め、面会はもとより文通もできない。新聞購読も認められない。取り調べ期間中、弁護士面会は、原則1日1回30分に制限される。

これに対して、検察官の取り調べは10時間を超えることもある。ちなみに筆者の場合、検察官が思い通りの供述を取ることができないと思っていたせいか、取り調べは午後6時から7時の間に始まり2~4時間程度だった。土日も取り調べがあった。外界の情報、人間から遮断され、唯一の話し相手が検察官になると通常の人には、検察官が味方のように思えてくるのである。

 接禁を付された被疑者が、報道から隔離されている間に検察はリークで、被疑者があたかも「落ちた(全面自供した)」印象をつくりだそうとする。〉



 私も佐藤さんと同じ考えである。取調べを録音・録画する全面可視化をしないと、検察のシナリオ・ストーリーに乗ってしまい、人生が終わってしまう。

 8年前の私の時も、検察官は将来参考人、証人として法廷に立つ人達から調書を取った。後で関係者に直接聞くと、検察官は「鈴木の復活はもうない」「あなたの会社は談合していますね。それをやると会社は潰れ、役所、団体、業界にも迷惑をかけますね。こちらの狙いは鈴木だけです。あなたは何を言っても罪になりません」と言ったそうだ。世の中、神様、仏様の人はいないのであるから、この発言で一般の人は検察の側についてしまう。

 調書主義の日本で、現実にこうした手法によって調書が作られていく。読者の皆さんも、どちらが公平、公正か、冷静に判断して戴きたい。

 元大阪高等検察庁公安部長の三井環氏は、検察内部には「風を吹かす」という言葉があり、情報をリークして世論を味方に付けることもあると話している。自分自身の現職時代の経験、対応から、リークをしていると発言している。何が真実か、公の場所で聞きたいものである。

 石川知裕代議士に面会した弁護士が、石川代議士の勾留延長に対し、「被疑者をしてもっぱら虚偽自白をさせようとしている。毎日長時間の取り調べで『小沢は虚偽の収支報告をすることを知っていただろう』、『水谷建設からお金を受けとっただろう』と激しく追及され続け、また『嘘をつくな』などと激しく罵倒され続け、肉体的にも精神的にも完全に疲弊させられており、筆舌に尽くしがたい苦痛を受けている」と、東京地方裁判所に準抗告申立をしている。

 このことからしても、取調べの全面可視化が必要である。検察のストーリー・シナリオが冤罪を作り出すのである。読者の皆さんも良くおわかり戴きたい。

 全面可視化は小沢問題で出てきた話ではない。参議院では既に過去2度、法案が可決されているのである。冤罪を防ぐために何年も議論してきたことを、検察牽制と受け止める一部マスコミは間違っている。

 14時40分の羽田発で釧路へ。18時から新党大地釧路支部・鈴木宗男釧路後援会の新年交礼会。大勢の同志が出席して下さる。
 サプライズというかハプニングというか、明日のスピードスケート国民体育大会の開始式に出席するため森喜朗元総理が来釧されており、飛び入りで私の会合に顔を出して下さる。なんと35分も政界の裏話や、現下の政治状況について、森元総理の認識を話してくれる。私の秘書時代の仕事ぶりを事細かに、さらに政治家・鈴木宗男の生き様を後援会の皆さんに親切に話してくださった。
 森元総理の人情、人間関係を大事にするお姿に、後援会の皆さんも大喜びで、有難い限りであった。心から感謝したい。


検察リーク問題とはまったく関係ないことで恐縮なのだが、最後の部分の森元総理のエピソード。
保守政治家の真骨頂と恐れ入ってしまった。すいっと受け入れる鈴木宗男氏の度量の大きさにも参った。
○○政経塾上がりの民主党議員などにはけっして真似のできない芸当。これが「政治家」なのだ。マキャベリも真っ青、か。

飽きっぽい小生が、珍しく執念深く書き続けているこのシリーズ。
小生の立ち位置も含めて一度この辺で論点の整理をする。

今回のシリーズで小生が問題としたいのは以下の二点。

・小生が問題にしているのは検察のリークが問題であること(それによる世論操作なども含めて)

・検察のリーク情報を垂れ流し世論を一定の方向(検察の考える方向)に誘導するマスコミの報道姿勢が問題であるということ。


問題を複雑にしているのが小沢一郎氏の手法、小沢一郎名義で陸山会の秘書のために土地購入したという点や政治資金報告書に記載がどうだとか(漏れてないとか)ということ。
よ~く考えてみると陸山会に集められた政治献金で土地は購入されたが、土地名義人は小沢一郎氏である点などは「?」と思わないでもないが、今回「検察リーク」問題の検討に当たっては小沢氏の問題の是非善悪について関係ない。
当然だが検察リーク問題と小沢一郎氏の手法及び今回の土地購入問題は別問題として考えなければならない。
仮に小沢一郎氏の手法が「極悪」であるとしても検察リークが許されるわけでもないし、マスコミの報道姿勢が正しいわけでもない。逆もまた然り。

混同は敵方の思う壺である。そんな壺に嵌ってはいけないのだ。

2010年1月25日14時53分に読売新聞はネット上に以下のような記事を配信した。(全文引用)

小沢沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」を巡る政治資金規正法違反事件で、東京地検特捜部が押収した元同会事務担当者の石川知裕衆院議員(36)の手帳には、中堅ゼネコン「水谷建設」(三重県)の元幹部らが石川容疑者に5000万円を渡したとする日の欄に、授受の場所とされるホテル名が記されていることがわかった。


 逮捕された石川容疑者ら3人は25日に10日間の拘置満期を迎え、特捜部はさらに拘置延長を請求。東京地裁は2月4日までの拘置を認める決定をした。特捜部は水谷建設からの現金授受や小沢氏の関与などについて、石川容疑者らを追及し、全容解明を目指す。

 拘置の延長が認められたのは、石川容疑者のほか、同会の元会計責任者で小沢氏の公設第1秘書・大久保隆規被告(48)、石川容疑者の後任の事務担当者だった池田光智容疑者(32)。

 水谷建設の元幹部らは、特捜部に対し、陸山会が土地を購入した2004年10月29日に先立つ同15日に、東京都港区のホテル内の喫茶店で5000万円を石川容疑者に手渡したと供述。その次の銀行営業日である同18日に、石川容疑者が陸山会の銀行口座に同額を入金し、土地代金に充てられた4億円の一部になっていたことが判明している。

 関係者によると、特捜部が押収した手帳には、10月15日の欄に、このホテル名が記されていた。石川容疑者は現金の受領を否定しているが、特捜部はこの手帳の記載を、10月15日に石川容疑者が水谷建設の当時の幹部と面会したことを示す証拠の一つとして重視しているとみられる。

 小沢氏は23日の特捜部の事情聴取で、「収支報告書の作成については秘書に任せ、報告を受けたことはない」と虚偽記入容疑への関与を否定し、水谷建設を含むゼネコンからの資金提供も「不正な金は一切受け取っていない」と説明した。

 石川容疑者ら3人の拘置延長が認められたのを受け、国会法の規定に基づき、内閣が衆院議長に、石川容疑者の拘置期間を延長したことを通知する




さてこの記事であるが誤報であったようだ。現在はこの記事は抹消されている。

この記事中では「石川容疑者に5000万円を渡したとする日の欄に、授受の場所とされるホテル名が記されていることがわかった。」とあるが、実は「押収した手帳は2005年のもので、水谷建設が5000万円渡したとされる2004年の手帳ではない」らしい。

以下に毎日の記事を示す。

小沢一郎民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」をめぐる事件で、逮捕された衆院議員石川知裕容疑者(36)の手帳に、中堅ゼネコン水谷建設(三重県桑名市)元幹部からの「裏献金」の授受現場とされるホテル名が記載されていたことが25日、関係者の話で分かった。東京地検特捜部が家宅捜索で押収した。

 記載があったのは、元幹部が別の秘書へ現金を渡したと供述した2005年分の手帳で、石川容疑者が「受領」した04年分は見つかっていないという。このため特捜部は、供述と手帳の記載との関係を慎重に調べている。

 関係者によると、水谷元幹部は特捜部の事情聴取に対し、04年10月に石川容疑者へ、05年4月に公設第1秘書大久保隆規容疑者(48)へ、それぞれ現金5000万円を東京都港区の全日空ホテル(現ANAインターコンチネンタルホテル東京)内の飲食店で渡したと供述した。

 特捜部が押収した石川容疑者の05年分の手帳を調べたところ、授受があったとされる4月中旬の日の欄に「全日空」と記され、人の名字も併記されていた。

 同じ名字の人物は、小沢氏の関連政治団体職員にいる一方、ホテルの営業担当職員にもいるとされる。政治団体職員は授受への同席などを否定しているという。


読売も毎日も、東京地検特捜部しか知り得ない押収品の詳細な内容について誰から情報を得たのか?
読売の誤った情報はいったい誰から得たのか?
実はこの誤った情報は読売だけが掲載したモノではない。例えばスポーツニッポンなどはまだ掲載しつづけている。
http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20100125050.html
そうかんがえるとこの誤った情報は読売が独自に取材したモノではないことがわかる。

とすれば、どのような可能性が推測できるのか。

そんなの答えは一つしかない。この押収証拠を知る立場にある者のリークである。
しかもとんまなリークであった。

検察とマスコミは私たちをどこへ連れて行こうと考えているのか。
その先には何があるのか。

私たちは考え判断しなくてはならない。だまされていた、と叫ばないためにも。


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